ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

岩手・大槌町のサケ事情

2015年06月22日 | 旅で出会った食メモ
新橋・生マッコリ家でいただいた、岩手県大槌町のサケの燻製。地元の「ひょうたん島苫屋」という製造元が作っていて、試すとしっとりみずみずしく生魚のくせのない味。逆に言えば燻製香が控えめで、サケ自体の旨味もやや穏やかか。

大槌町は県内有数のサケの遡上の町で、以前訪れた際にはサケの親子丼を、復興屋台村で味わった。少しずつ遡上が戻っているとはいえ、総量はまた少なく、現地のサケの加工品もすべて地物ではまかないきれない状況という。

そんな中で地元の復興への力添えも兼ね、地元からこうした産品が生み出されるのは、少しずつながらも復興が進んでいる証に感じる。改良を重ね品質のさらなる向上を目指し、精進重ねてほしいものだ。もちろん、地物のサケの安定供給も願いつつ。