カブトガニの動態も堪能したし、笠岡オプショナルステージもコンプリート。とはいえ倉敷岡山は泊まり慣れてるから、「用もない街にあえて泊まり無理やり旅気分に浸る」でここいってみよう。
宿をとったのは、駅前の高松屋旅館。久々に畳敷きにコタツのほのぼの宿で、料理をつけたら瀬戸内の魚介が数品出された。メインはサワラのつくりで、春からが旬でまだ早めだが、口当たりがふわりと瑞々しいこと。厚めの切り身は脂もしっかりのっていて、瀬戸内の王者たる刺身の貫禄は相変わらずである。
同じく底魚の代表であるアナゴは、白焼きした後に蒲焼のタレをつけて焼いてある。山椒の香りと甘いタレはウナギの蒲焼そのものだが、細身の身はシコシコ弾力があり、ふっくら柔らかなウナギとは対照的。山椒で土の香りが消え、力強い白身の旨みが立っている。これは瀬戸ならではの酒の肴だ。
17時30分と晩ご飯早めにしたのは、この後笠岡名物のアレも食べとかねばと。「用もない…」の街の夜は、いつも長くなりがちだ。
宿をとったのは、駅前の高松屋旅館。久々に畳敷きにコタツのほのぼの宿で、料理をつけたら瀬戸内の魚介が数品出された。メインはサワラのつくりで、春からが旬でまだ早めだが、口当たりがふわりと瑞々しいこと。厚めの切り身は脂もしっかりのっていて、瀬戸内の王者たる刺身の貫禄は相変わらずである。
同じく底魚の代表であるアナゴは、白焼きした後に蒲焼のタレをつけて焼いてある。山椒の香りと甘いタレはウナギの蒲焼そのものだが、細身の身はシコシコ弾力があり、ふっくら柔らかなウナギとは対照的。山椒で土の香りが消え、力強い白身の旨みが立っている。これは瀬戸ならではの酒の肴だ。
17時30分と晩ご飯早めにしたのは、この後笠岡名物のアレも食べとかねばと。「用もない…」の街の夜は、いつも長くなりがちだ。