ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

横浜ぐるりてくてくさんぽ4

2015年02月09日 | てくてくさんぽ・取材紀行
1日でハマの名所を全部巡るひとり駅伝、3区は野毛の都橋からイセザキモールを往復、馬車道・海岸通を経て赤レンガ倉庫までの3.4キロ。庶民の街から文明開化の通りを抜け、ミナトヨコハマの埠頭までを駆ける。

吉田新田の名残の名の吉田町を抜け、イセザキモールで出くわすのが、有隣堂伊勢佐木町本店だ。無料紙「有隣」で地元の文化の発信も担うなど、ハマのローカル書店としてお世話になっている。四丁目の「伊勢佐木町ブルースの碑」で、アノ前奏を聞いて小休止したら、折り返してモールのゲートを出て吉田橋へ。直下の首都高はかつては大岡川の派流で、居留地と日本人街の関門が設けられていた。だからこの内側が「関内」になる。

馬車道は街路樹にアイスクリームにガス灯に写真と、発祥の地の碑やモニュメントが並ぶ。馬車が走ることで人が集まり活気を呈したため、開港当時は最先端の通りだったようだ。アイスクリームが庶民に広まったのは、伊勢山皇大神宮の大祭時に売り出し好評だったからとも。外れにある県立博物館は、関東大震災の際の火災にもビクともせず、地下の金庫に逃げ込んだ人々が助かった、との話が残っている。

海岸通に出て、ギリシャのコリント式の荘厳な外観の日本郵船歴史博物館を過ぎ、新港埠頭の赤レンガ倉庫に到着。1号館には瓦やレンガや鋼材が見られるコーナーがあり、現役時の頑丈さが垣間見られる。かつては外国船のお客を乗せた列車が発着した、横浜港駅のホーム跡でこの区は終了。この先海沿いを行きたいが、4区はまた引き返してと、まだまだ先は長い。

町で見つけたオモシロごはん…横浜・金沢八景 『オプティマタン』の、マルゲリータなど

2015年02月09日 | ◆町で見つけたオモシロごはん
このところ、自宅の周囲の飲食店を開拓する機会が多い。地元・横浜再発見の一環で、いちばんの足元をしっかり固めて、という感じか。昨日は金沢八景の、レイディアントシティというマンション群の1階モールにある「オプティマタン」を訪れた。

午前中に売り切れるエクレアが人気の洋菓子店で、この日はピザとサイドディッシュとドリンクのランチが目当て。肉厚生地のマルゲリータはゴルゴンゾーラを使っているのが珍しく、小ぶりながらずっしりした食べ応えで個性の強いチーズがぐっと香る。サイドの新ジャガバターが土の香り豊かで、ドリンクで選んだ白ワインと素朴な組み合わせに。

別途、食後にケーキセットを追加し、モンブランをセレクト。一般的にサツマイモのムースを用いることが多いが、ここのは栗100%でホクホク奥行きある甘さが穏やか。南欧リゾートっぽい建物群を窓の外に眺めながら、家から10分でプチリゾート気分の、雨の日曜日の午餐である。