西宮てくてくさんぽ1

まずは阪神西宮駅からすぐの西宮神社は、福の神である恵比寿神の総本社。赤門から本殿への全力ダッシュの「福男」争奪で知られるが、普段は静かな地元の鎮守で、8時過ぎに訪れたら地元の方々が朝の参拝に訪れている。

駅からは石灯籠が配されるえべっさん筋を通り、赤門と呼ばれる表大門から境内へ。本殿への参道は、松林の中を軽くくの字に折れており、この石畳を福男争奪で走り抜けていく。真っ赤な本殿には恵比寿神が祀られ、大祭の十日えびすの際には中央卸売市場からマグロが奉納されるという。この時には「鯛みくじ」も行われ、境内にも鯛の絵柄の絵馬があるなど、やはり恵比寿様といえば鯛だ。

本殿前には神苑の池があり、高台に伊勢神宮の遥拝所があるのは知らなかった。朝9時からお祓いが行われるようで、本殿前には続々と地元の人が集まっていた。では海方面へも歩いてみましょう。