ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

銚子てくてくさんぽ5

2021年04月10日 | てくてくさんぽ・取材紀行
満願寺から地球の丸く見える丘展望館へは、寺の左側の小道を登っていく。右手に黄金の開山大塔を見下ろして進むにつれ、道は細く農道のような体裁に。が、これが実に雰囲気の良い道で、すぐ先で高台の斜面を見下ろす絶景に。斜面は一面のキャベツ畑が広がり、落ち込んだ先には犬吠埼灯台と太平洋。海と畑が一体となったスケールの良い眺めで、さんぽだからこそ見つけられた穴場のルートである。

地球の丸く見える丘展望館は、キャベツ畑の丘を上り切った愛宕山の頂上に位置し、銚子半島のまさにど真ん中。ここから周囲がぐるりと落ち込んでいるため、海と利根川に囲まれた半島のピークからの360度の眺望が楽しめる。屋上の展望所のさらに中央に迫り上がった舞台があり、この上からが展望のベストポイント。銚子駅付近の市街から君ヶ浜、犬吠埼、外川、さらに屏風浦に利根川上流へと、地平線と水平線がぐるり一直線に繋がる眺めは壮観で、確かにそのラインがゆるく弧を描き地球の丸さが実感できる。遠くには筑波山に鹿島の工場群、海上に浮かぶ風力発電風車なども。

展望館直下の「地球の丸く見える丘ふれあい広場」も、海方向を望む高台の展望所で、花壇が設けられチューリップ畑越しに太平洋を臨める。園内には銚子の各所にある句碑や歌碑のレプリカもあり、花と文学の散歩も楽しめる。ここから見える外川漁港までは、斜面を下り気持ちよく歩ける。この道中もキャベツ畑の丘を突っ切り下る感じで、どこか北海道的な大地の景観に浸れる。ちなみにキャベツは銚子の特産で、冬季の温暖さを生かした春キャベツ。「灯台印」とのブランドがあり、甘味があるのが特徴なのだとか。

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