ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

銚子てくてくさんぽ6

2021年04月10日 | てくてくさんぽ・取材紀行
地球の丸く見える丘展望館から外川までは、歩いて15分弱と近い。このあたりの観光はほぼ車での移動、または銚子電鉄利用でピンポイントの観光が主流だが、犬吠駅からこのルートでの散策は沿道の眺めもよくオススメだ。外川駅は銚子電鉄の終点で、木造のノスタルジックな駅舎には懐かしいつくりの窓口、手書きの時刻表や運賃表も掲げられ、昔の鉄道風景が残っている。構内にはかつて走っていたデハ801が、地元の銚子商業の生徒の手で復元され、内部は当時の姿が見学できる。

外川駅は外川の市街からやや離れており、漁港へは駅から下っていく。駅のそばにある「外川ミニ郷土資料館」は、活魚問屋の島長の店先を展示施設にしたもの。郷土史や自然科学の研究者など、地元の方から持ち込まれた大量の資料はどこか雑然と並べられ、手作り展示館らしさにあふれている。マグロ漁に使ったビン玉などの昔の漁具、大漁の祝いの時に贈られた晴れ着の「万祝」などの漁業資料が外川の街らしく、他にも街を舞台にしたドラマ「澪つくし」関連の写真や、銚子電鉄のグッズなども。館長の島田泰枝さんは80歳を越えて元気で、訪れるとサービス満点の案内をしてもらえる。

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