ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

敦賀てくてくさんぽ9

2020年09月30日 | てくてくさんぽ・取材紀行
真願寺から現在の笙の川へ出て河口の松島橋を渡り、古い町家の飲食店や旅館が続く一角を抜けると気比松原です。長さ1㎞、日本三大松原のひとつで、かつては氣比神宮の神苑で織田信長に没収、江戸期には松葉を燃料に採取する小浜藩の藩有林でした。古くは奈良時代に、一夜で現れた松林がシラサギを伴った様が軍勢に見え、異国の敵を追い払ったとの話が伝わります。入口の碑文は政治家の後藤新平の書。勝海舟や高浜虚子の句碑も。広さ約34万平方mに、約1万7000本の赤松と黒松が自生します。

松原小学校のそばから、句碑や売店が並ぶ園地を抜けると、弓形に続く海岸線が左方向に広がります。松原海岸の白い砂浜と松林の緑、敦賀湾の海の色の、コントラストが見事。砂は粒が大きくサラリとしていて、海水は透明度が高く、沖まで澄みきっています。美しい景観は「日本の白砂青松100選」に選ばれ、夏季には海水浴場としても賑わいます。松林は黒松が海岸寄りに。塩に弱い赤松が多いのが特徴。散歩、歴史文化、森林浴などテーマ別の遊歩道も整備され、それぞれ所要15〜40分。駐車場付近を起点に歩けます。

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