ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

【朝カルおさんぽ講座】大橋〜中目黒編1

2018年03月17日 | おさんぽ講座・介護レクの記録

3月の朝日カルチャー「編集長と歩くおさんぽ講座」は、会社のある大橋から中目黒まで。駅と社屋の往復ばかりで意外と周囲を歩いたことがなく、いい地元再発見となった。何度か分けてネタ披露させてもらいます。

 

目黒川

  世田谷区三宿の合流点から品川までの7.8キロ中、4キロを山手通り沿いに目黒区内を流れる。現在はほぼ暗渠の下水の幹線だが、かつては飲用と灌漑に用いられ、水遊びや魚とり、ホタル鑑賞などが楽しめた。製粉の水車や友禅流しも見られたという。

   昔はかなり蛇行していたが、大正期に運河とした際に流れをまっすぐにしたそうで、中目黒駅そばにはかつての船着場を模した公園が残っている。

 

富士塚(目黒富士)

    目黒区にはかつて富士塚が2つあり、ここ氷川神社境内のは目切坂上にあった「元富士」が、明治11年に取り壊された際に移された。昭和21年に登山道が設けられ、この頃から「目黒富士」と呼ばれ賑わったという。登山口は交番の脇を入ったところで見つけづらく、途中までは雑居ビルの階段。鳥居をくぐれば土の山肌を巻いた登りとなり、号目の標柱を見ながら登山気分が楽しめる。

   境内には浅間神社が置かれ、今も7/1には山開きが行われるそう。あたりは今は高速の高架とビル群に囲まれているが、昭和60年ごろまでは富士山が見えたらしい。

 

目黒氷川神社 

   旧上目黒村の鎮守。稲荷社、浅間神社、北野神社が末社としてそろい、素戔嗚命、天照大神、菅原道真が祭神。おもに厄除けの神様で、サラリーマンの参拝が多い。

   目の前を横切る玉川通りは、かつて大山詣で(阿夫利神社へ)の往来客で賑わった。参道の石段のたもとに、当時の道標も残っている。石段が急な登りなのは、玉川通りの拡幅で追い込まれたためだとか。

   境内の奥で目を惹く鮮やかな大漁旗は、氏子が三陸の山田町出身の縁で、初詣の際に震災義援金募集で掲げたもの。社務所のお守りや絵馬には、目黒川ゆかりなのか桜の柄が配されており、御朱印帳は黒ベースの夜桜バージョンもある。

 

以下、続きます。


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