ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

高崎てくてくさんぽ郊外編1

2020年08月28日 | てくてくさんぽ・取材紀行
高崎観音は、市街から烏山を渡った西側の、観音山中腹に立つ。高崎駅や高崎市役所からは、200円の巡回バス「ぐるりん」が運行しており、観音像直下の「白衣観音前」バス停が最寄りとなる。観音山内の右回りと左回りで、所要時間がかなり異なるので要注意だ。

バス停そばには観音茶屋などの茶店や土産物屋が数軒並び、そこからゆるい坂を登っていく。木々の間や赤い橋などの合間から時折、像の顔がチラチラと覗ける。登り切ったところの右には、慈眼院の本堂が。慈眼院は鎌倉中期創建、高野山金剛峯寺の塔頭に起源を持つ真言宗寺院で、左には弘法大師像と虚空蔵菩薩がある大師堂、赤い太鼓橋を渡り観音像の裏手には聖観音菩薩座像を本尊とする六角堂の、光音堂などの堂宇も並んでいる。

高崎白衣大観音は、昭和11(1936)年、高崎の実業家井上保三郎により建立。高崎十五連隊の戦没者の慰霊、高崎の町の発展祈願ほか、観世音菩薩のご利益を広めるため、観音様と縁の深い山の丘陵地に建立された。高さ41.8メートル、足元に立つだけでその大きさがよくわかる。内部は9階からなり胎内めぐりで20体の仏像に参拝できる。途中の窓からは市街も臨め、展望台のような位置づけでもある。

以前訪れた少林山達磨寺が「赤の縁起」なら、こちらは白の縁起。両方巡れば、紅白のめでたい縁起となれそうだ。

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