ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

銚子てくてくさんぽ1

2021年04月10日 | てくてくさんぽ・取材紀行
銚子駅前からのびるシンボルロードは、商店街の中にレトロ洋館風の商店も点在。ヤマサ醤油の事務所や染め物屋など、銚子らしい店舗も見られる。直進すると、利根川に面した河岸公園へ。ここは平成8年まで、対岸の茨城県波崎を結んだ渡し船の発着所で、現在は斜張橋の銚子大橋が平成25年に掛け替えられた際に歩道がつけられ、歩いて渡れるようになっている。銚子大橋の長さは1450mで、川にかかる橋では日本最長とか。園内には河童の母子像が立ち、海難から人々を見守っている。

利根川沿いに進むと銚子漁港の船着場で、さらに進むと3つある魚市場の一つ、銚子漁港第一魚市場に着く。10年ほど前に訪れた時は、老朽化して朽ち果てそうな荷捌き場があった程度だったが、2015年にリニューアルして近代的な施設に変貌していた。建屋にシャッターをつけた閉鎖型で中に入れなくなったが、敷地が狭いせいか搬出口が市場に面した通り側のため、鮮魚店や魚料理の店が並ぶ通りを歩いていると、荷捌き場や搬出される品々が、ちらりと見える。

しかも第一魚市場の主な取扱い魚種はマグロなど大型魚のため、9時過ぎぐらいだとギリギリ、並んでいたりフォークリフトで運ばれたりするマグロを目にすることができるのが嬉しい。内部には2階に通路が設けられ、8〜11時ごろは一般の見学もできるようだ。建物前には、かつて荷捌き場の前にあった第一魚市場の碑も移設されていた。船だまりに停泊していたり、荷捌き場に着岸する漁船を眺め、時間的に数少ないながら往来するフォークリフトを見ていると、漁業の街っぽい気分に浸れるさんぽが楽しめる。

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