ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

さらしなの肉すい@大垣

2020年09月28日 | 旅で出会った食メモ
駅すぐそば、どこにでもあるような町のそば屋だが、牛丼とか肉うどんにさりげなく飛騨牛A5を使っている、あなどれないお店。肉すいはいわば肉うどんの麺抜きで、定食にするとそれにご飯がつくという炭水化物添加がややこしい品。値段の割に多めにのったくだんの肉もさることながら、つゆに肉だしがしっかり出て、これで茶碗めしが何膳もいけてしまいそうだ。

松本てくてくさんぽ・まとめ

2020年09月28日 | てくてくさんぽ・取材紀行
このたびの松本さんぽ、駅→源智の井戸→あがたの森→中町通り→松本城→開智学校→ナワテ通りと歩いた。鉄板ルートだが高砂通りの人形屋街、骨董や陶芸の店が並ぶ日の出町通り、開智学校裏側の旧武家屋敷街、城から離れたところにある惣堀など、裏道横道も適宜加えたので、がっつり5時間の歩き甲斐があった。市街に井戸が多く、文字通り水と緑の街歩きだ。

若大将の山賊焼き@松本

2020年09月28日 | 旅で出会った食メモ
松本駅の近く、公園通り沿いにある老舗食堂。ローカル料理の「山賊焼」を扱っている。山賊焼とは、鶏の一枚肉をニンニクの効いたタレに漬け片栗粉をまぶして揚げた、いわば大振りの唐揚げ。名の由来は諸説あり、元祖の店の屋号というのと、山賊は物を取り上げる=鶏揚げる、からが有力だとか。街中華の庶民的な雰囲気の店は、夜は居酒屋にもなる。

ボリューム系の定食が揃う中、オーダーは山賊焼定食。皿からはみ出さんばかりのボリュームで鶏肉が分厚く、カラリと揚がり中はジューシーでごはんにもビールにも相性バッチリ。大根おろし添えがこの店の特徴で、さっぱりどんどんいける。揚げナスと温泉卵つきもこちらの特徴で、温玉は山賊焼の合間に、ごはんにのせて。信州味噌のラーメンも人気の品らしく、夜も気になる駅前食堂だ。

栞日sioribi@松本

2020年09月28日 | 旅で出会った食メモ
あがたの森通りに面したレトロな電気屋の中に入ると、古い商店をリノベしたブックカフェ・雑貨店。入口にはドイツ・ハイデルベルク社の活版印刷機が構え、店内にはセレクトされた雑誌や、アート系書籍であふれている。狭く急な階段で上へ上がると、ロフトのような空間にリトルプレスやアートブックなど、レアアイテムが揃う。

フロアでは喫茶スペースもでき、窓際の席はまるで自分の部屋の机のような空間。アイスコーヒーとプレーンスコーンでひと息、松本の本の文化発信基地として、お気に入りの一冊を探してくつろげる。

松本てくてくさんぽ7

2020年09月28日 | てくてくさんぽ・取材紀行
堀端の上士通りを南へ。湧水のため水が澄んでおり、鯉が泳ぐ姿も、通りから見られます。沿道は古くから病院が多く、宮島医院は住宅兼医院の欧風建築。創業70年ほどの和食処「かき船」は、堀に浮かぶ屋形船風の店舗です。上士通りを進むと沿道には洋風建築が続き、松本ホテル花月は民藝家具を配した宿。正面には東門の井戸が湧きます。沿道には洋館が点在、ダイニングやバーもしゃれた雰囲気で、ハイカラな雰囲気が漂います。

女鳥羽川の手前を右へ折れると縄手通り商店街へ、雑貨店などが軒を連ねる、女鳥羽川沿いの商店街です。一筋の細い縄のような通りから名がつき、かつては細長い土手で、埋立後に集まった露店が発祥です。女鳥羽川に多くいたカジカカエルが、商店街のキャラクター。沿道の建物は、江戸時代の商店をイメージしています。古道具や骨董の店が多く、城下町らしい掘り出し物もありそう。地元の普段使いの店も見られ、信州の地場産の野菜も並んでます。工芸やクラフトの店では、日用の食器類が手頃な価格。女鳥羽川の方から見ると、江戸当時のままのような町並みが見られます。

千歳橋寄りには、そば屋や食堂、カフェなども並びます。通りの中程のカエル大明神は、女鳥羽川にカジカガエルが戻ることを祈願して建立。パワースポットでもあり、付近にはカエルグッズも販売されてます。先には鯛焼き、たこ焼き、もんじゃ焼きの店なと、テイクアウトもずらり。千歳橋寄りの大鳥居をくぐったところの四柱神社は、惣堀を埋めたところに建立。4柱の神様が祀られます。縄手通りは、この四柱神社の参道として賑わいました。絵馬にも4つの神様が。すべての願いが叶う「結びの神」です。カエルの像に見送られ、再びの千歳橋でさんぽは終了です。