ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

宇部てくてくさんぽ8

2020年09月15日 | てくてくさんぽ・取材紀行
宇部興産宇部地区工場は、工場夜景の名所でもある。昼間歩いた宇部興産専用道路を夜再び歩くと、宇部ケミカルの化学工場のパイプラインや、宇部セメントの大型施設にも灯りが灯る。ほのかに見える煙突からの煙も、昼とはまた違った柔らかな印象がする。

市街からすぐのところで、歩いて見られる工場夜景は珍しい。照明が少なく人気がないので、車に気をつけての散策を。

ぶりの介@宇部

2020年09月15日 | 旅で出会った食メモ
宇部新川駅のそば、興産通りからやや入った繁華街の入口にある居酒屋。鮮度のいい魚介を使った料理が、地元で評判の店である。

おまかせの刺身からいくと、鯛、シメサバ、サワラ、スジガツオ、マナガツオ、ハモ。シメサバは身が厚く、脂ののりがしっかり。宇部を代表する地魚のハモは、骨切りして湯がいた身を梅肉でさっぱりと。これも瀬戸内の魚であるサワラは、刺身と湯引き2種食べ比べなのがさすが。スジガツオは歯ガツオのことで、脂のノリはほどほどだが身がもっちりと瑞々しい。

地元産のかまぼこ「宇部かま」の刺身・かま刺は、すり身が濃厚で歯ごたえあり。梅、わさびほか、ニンニクマヨネーズが意外に合う。メインはこの店の看板の石焼料理から、地ダコの石焼。タコも宇部の特産で、刺身でもいけるタコをネギと焼け石にのせ、チリチリと丸くなったらレモンだれでいただく。淡白な旨味が熱を通すことで引き立ち、軽くあぶった半ナマもうまいが、吸盤はよく焼くと歯ごたえがコリコリとして味が深まる。

酒米から作っている市街の蔵、永山本家の「貴」を傾けながら、アートと工業の街歩きの締めくくりに。

ウベ食堂@宇部

2020年09月15日 | 旅で出会った食メモ
新天町のアーケードを抜けたところにある食堂で、「大衆食堂」との暖簾をくぐると店内に並ぶテーブル、そして壁面におかずのショーケースが。小鉢、ごはんの友、主菜など、好みでとる仕組みの、昔ながらの大衆食堂スタイルだ。

主菜はカレイの煮付けに、ごはんの友と小鉢も2、3品。これにごはんと汁物をつければ、800円ちょっとでこの品数、バランスのとれた定食になる。魚どころだけに、カレイは身が厚くホクホク。シラスおろしは人気の品で、ごはんにたっぷりのせて。タラコもぜいたくに、切子をひとかけらのせてかっ込む。すき焼き風の小鉢もごはんが進み、ごはん「中」でも足りないほどだ。

昼時は地元のお客で満卓になるほどで、普段使い感があふれるお店である。

まるよし@宇部新川駅

2020年09月15日 | 旅で出会った食メモ
宇部新川駅のすぐ前の、スタンドうどん店。ラインナップは街のうどん屋風で、ネタにするとは無しできつねうどんを頼んだ。すると細めの丸麺が特徴的、しかも腰が全くないクタクタなゆで上がりだ。

やや細めで形状が丸いのが、宇部のうどんの特徴。程よくゆで上がり、柔らかな食感が労働者はじめ市民に浸透している。市街の木嶋製麺所が主に扱っており、「宇部丸うどん」のブランドも。キャラの宇部丸くん入りののぼりが、市街の飲食店の店頭で見られる。

断面がまん丸なので、のど越しも柔らかく、たしかに優しい食感。またきつねうどんだが揚げ玉にトロロ昆布にネギ、さらに宇部特産の練り物も。具だくさんのサービスなのも嬉しい。

看板にして売りに出しているわけでないが、しっかり根付いた家庭的な市民の味。これぞローカル食の本質といえる。

ナニココマーケット@宇部

2020年09月15日 | てくてくさんぽ・取材紀行
宇部市魚市場へ向かう道路の途中に、ちょっと気を引く屋号の店が。店頭には、とある大手量販店のようなロゴがあり、よく見ると字面がちょっと違うような。「ナニココ・マーケット」は、その名が似た量販店の品を、小口販売するお店。博多のコストコで買い付けてきて、買いやすいロットで販売している。

約7坪半ほどの店内に、コストコをはじめ話題になっている人気商品が、約150点ほど。宇部近辺にはコストコがないので、地元のお客には重宝されているそうだ。店内は洗剤など日用品、飲料、調味料や冷凍食品など、確かにあの店のような雰囲気が。大袋の菓子は単品売りされていて、巨大パレット単位で売られるかの店よりも、確かに買いやすい。

これもオリジナルな旅のみやげ?にと、調味料類を軽めに買い物してみる。おまけにステッカーも頂戴、近所にあったら結構便利そうなお店である。