昨日の「サンタフェスタ」で出店していた「ネクスファーム」は、花巻で農業ITCシステムを活用して、宮沢賢治の作品にちなんで名付けた「黄色のトマト」などを栽培している。トマトラスクを買おうとブースを覗いたら、今年から始めたという白ナスが珍しいので買ってみた。
果肉が柔らかく焼いてそのまま食べるのがオススメだそうで、一手間加えて焼き浸しにしてみた。十文字に四つ切りにして、油を敷かず皮を下に焼き、軽く焦げたら冷水に浸して皮をむき、ぶつ切りにして白だしに浸して冷蔵庫で小一時間。やわやわとした食感でほんのり甘みがあり、青臭さのない上品な味わい。暑い昼間の涼をとるには、さっぱり箸が進む逸品である。
宮沢賢治は農業指導者としても、花巻で活躍している。この新しい産品も、賢治ゆかりのいいネーミングが何かないだろうか。