ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

三崎てくてくさんぽ6

2019年06月16日 | てくてくさんぽ・取材紀行
先日の三崎てくてくさんぽでの、おみやげもろもろ。クジラが紛れたマグロ柄手ぬぐい、ミサキドーナツのいちじくドーナツ、漁港の下町を描いた水彩絵葉書。どれもここにしかないオリジナルなのがいい。

スタンプラリーの景品は割とつくりのしっかりしたライト付きボールペンで、日によってワカメだったりひじきだったりするそうだ。改めて訪れた際は、食材狙いでいこう。

三崎てくてくさんぽ5

2019年06月16日 | てくてくさんぽ・取材紀行
うらりマルシェの2階は「やさい館」で、三浦野菜をはじめ県内の農産品が、生産者価格で手に入る。ダイコンにキャベツといった三浦定番の品のほか、詰め合わせの実物野菜がなんともカラフル。懐かしいイボイボなキュウリ「四葉」が袋で100円、とれたての若竹・淡竹が5本入りで200円など、旬かつ珍しい掘り出し物も。ランやハーブや多肉植物といった鉢物も、モノがよく安い。港と海を眺めながらの買い物、時間を忘れてしまいそうだ。

魚介づくしの七輪焼きを堪能したし、晩御飯は家で産地野菜をしっかりとらないと。では、帰りましょう。

三崎てくてくさんぽ4

2019年06月16日 | てくてくさんぽ・取材紀行
スタンプラリーのポイントのひとつ「澤田痴陶人美術館」は、佐賀県の嬉野に工房を構えた伊万里焼陶画家である、氏の作品を収蔵展示している。日本人で初めて大英博物館で個展を開催した作家とあり、近年になってその評価が高まってきているという。見ものは、その展示作品の現物とレプリカ。大皿や大鉢に奔放に描かれた、彩度のある鮮やかな絵は、どれも生き生きと動きが感じられる。

ひょうたんや松葉や梅の枝が地紋風にあしらわれたもの、猫やウサギなど動物の仕草がユニークなもの。繊細なようで大胆な絵柄の構造は、「陶芸の棟方志功」との評もわかるような。個展のポスターにもなった代表作の一つ「遊鯉」は、流れに遊ぶ緋鯉の楽しげな表情が、まるで実際に動いているかのようにも見えてくる。

1階のショップでは、伊万里陶苑で扱っている氏のデザインによる品々が販売され、近隣にはこれらの器で料理を出す店もあるとか。料理映えする色合いと作風だし、これまた色鮮やかなマグロ料理との相性も良さそうだ。

スタンプラリーもコンプリートしたし、最後に「うらり」で産直食材を買って帰りましょうか。

三崎てくてくさんぽ3

2019年06月16日 | てくてくさんぽ・取材紀行
浜焼きの食後に三崎銀座通り商店街をめぐるスタンプラリーに参加してみた。沿道にはマグロや地魚料理のほかに中華や定食や喫茶、生活雑貨といったローカルな店、古い商店を活用したカフェやスイーツやクラフトの店も。白壁土蔵の重厚な商家、漁師町らしい生活感ある路地も見られ、ところどころから港の海風景も覗き見られる。

スタンプは6ヶ所中4ヶ所回れば粗品がもらえるが、うらりから最奥のポイントまで歩いても10分ほどなので、目指すは全制覇だ。「三浦ガラス工芸館きらり」ではとんぼ玉制作体験ができ、スイーツを模したり猫のキャラがかわいい作家もののガラス製品が並ぶ。蔵造りの商家を使った「三崎昭和館」では、名の通り昭和の暮らしを再現した居間が懐かしい。最奥の「三富染物店」は大漁旗を扱っており、なぜかクジラが一匹迷い込んでいるマグロ柄の手ぬぐいをおみやげに。

ほかにもフルーツを各種使った「三崎ドーナツ」、一点ものの三崎ブランドグッズが気になる「ミサキファクトリー」、地元発の情報誌も揃えたブックカフェの「本と屯」など、改めて寄ってみたい店がたくさん見つかった。マグロを食べて買うだけにとどまらない、三崎へのリピートとなるコンテンツとして、充分な面白さがある商店街である。

うらりの浜焼きバーベキュー@三崎

2019年06月16日 | 旅で出会った食メモ
先週の三崎てくてくさんぽ、産直市場「うらり」で買い出した食材を、隣接するバーベキューコーナーでいただいた。レンタル料は1900円で、焼く道具も食器もタレも用意されているのがありがたい。サザエとハマグリから網にどんどん並べたら、炭火の高火力のおかげですぐにジュクジュクと火が通る。ハマグリは殻をつまんでツルリ、ふくよかな身と潮の香あふれる汁を一緒に味わえ、これは言葉が出ない芳醇さだ。サザエはクルクルまわしながら身を抜き、ホコホコのワタとともにかみしめるごとに味が出る。

そして豪快にぶつ切りにされたマグロのカマだが、そのまま網にのせたら炎が燃え上がり大変なことに。カマは頭の付け根にあたり、大トロと同じぐらい強烈に脂がのった部位である。施設の方のアドバイスでホイルに包んでのせると、脂が落ちず水分も飛ばずいい頃合いに仕上がった。ヒタヒタの脂に身をからませかぶりつくと、これは銘柄牛のサーロインのような分厚い食べ応え。骨にへばりついた身は味が濃厚で、食味はスペアリブのような重厚さだ。

大きなブロックをひとりあたり3つかじり、合間にビールをグッ。大いに食べ大いに飲み、時間も忘れてあれこれ談義。青い空青い海のそばにて、三崎の天下泰平のひと時である。