羽田発最終便で玉造温泉入りしたために、宿の夕食に間に合わなかった。そこで温泉街の居酒屋「龍頭」を、松江ご案内担当の方との一献を兼ねて訪れた。昭和テイストあふれる地方の飲み屋の典型的な店構えで、店内もカウンターがほぼ地元客なのが、旅の空での飲み屋として似つかわしい。かといってよそ者に邪険でもなく、おかみさんも親父さんもフレンドリーなあたりがまた、居心地をよくしてくれる。
ご案内担当に先達を任せ、地元らしげなアテをお願いしたところ、ワカメヌタと岩ガキをチョイスいただいた。島根半島はワカメの養殖が盛んで、1月から春先には塩蔵でない生ワカメが楽しめることで知られる。みずみずしく柔らかながら、酢味噌の味に負けない磯の香りで、これは酒が進むヌタである。ワカメは地元では「メノハ」と呼ばれ、乾燥させた「板ワカメ」の生産も盛んだが、旬の生ワカメの生気ある海藻香は、この時期ならではの季節感ある味わいといえる。
続いて運ばれてきた岩カキはやや小ぶりでずんぐりしており、磯の潮香よりはトロリとした甘みが際立つ。島根半島近海の海水は、陸地から流入するミネラルが豊富で、このあたりで養殖される岩ガキはクリーミーな甘さが際立っていることに定評がある。夏の時期の「松江いわがき」なるブランドもあるほどで、あさって訪れる全国区の広島にも比肩するほどの牡蠣どころといえるだろう。
これらを迎える地酒は、奥出雲町簸上清酒の「七冠馬」なる、燦然たる名の酒だ。由来はなんと、その戦績を残した名馬にあり。日本競馬史上初の七冠馬・シンボリルドルフを輩出したシンボリ牧場に、蔵元の妹さんが嫁いだ縁からついた銘柄という。ラベルにはターフを走る姿が描かれており、飲み口の切れ味も颯爽そのものの爽快さ。軽めの魚介のアテについ数杯、舌を軽快に駆け抜けていく。
松江・島根の観光談義に、重ねる杯がついとまらなくなりそう。今日は前泊、視察は明日からだから、今宵の出合いの縁は軽めでお開きに。明日は松江を、じっくりと攻めていきましょう。
毎年3月恒例の中国広域視察、今年は松江からのスタートとなった。前泊は市内の玉造温泉で、一献後のてくてくさんぽからのスタートである。
玉造温泉は名の通り玉、すなわち勾玉を作っていたことが名の所以とされる温泉である。最近は出雲・松江に訪れる観光客で賑わっており、縁結びやご利益、城下町散歩の宿泊拠点として、宿泊稼働率が高い。旅のテーマから特に女子旅需要が高く、今の時期は卒業旅行の目的地として人気が高いという。
この日は羽田からの最終便で出雲「縁結び」空港に降り立ったため、まずは夕食後の夜さんぽを楽しんだ。温泉街の中央を流れる玉湯川に沿って、大規模の旅館街が並んでおり、それぞれが個性的な趣向を凝らしており独自の集客を展開している。川沿いには明るめの灯がともされており、夜の散策も風情がある。各旅館に泊まった客が浴衣姿に提灯片手に、足湯などそぞろ歩いており、湯の町風情を醸し出している。
玉湯川沿いにはいくつかの足湯が設けられ、宿泊した長生館のそばには玉湯川の中にある勾玉島を臨んで配されていた。島の中央にある石が青めのうの原石で、触れると幸運に授かるとも。ほか、あたりには三種の神器の拝受像や、橋の欄干に大きな勾玉が配されていたりと、神話的な神秘性が漂うビジュアルが散見される。夜のほのかな明かりに照らされ、より印象が強いような。
この温泉街、コンビニもチェーン系深夜営業店もないため、遅い時間に開いている店はローカルなところに限られる。遅い夕飯向きの店、探してみましょう。
玉造温泉は名の通り玉、すなわち勾玉を作っていたことが名の所以とされる温泉である。最近は出雲・松江に訪れる観光客で賑わっており、縁結びやご利益、城下町散歩の宿泊拠点として、宿泊稼働率が高い。旅のテーマから特に女子旅需要が高く、今の時期は卒業旅行の目的地として人気が高いという。
この日は羽田からの最終便で出雲「縁結び」空港に降り立ったため、まずは夕食後の夜さんぽを楽しんだ。温泉街の中央を流れる玉湯川に沿って、大規模の旅館街が並んでおり、それぞれが個性的な趣向を凝らしており独自の集客を展開している。川沿いには明るめの灯がともされており、夜の散策も風情がある。各旅館に泊まった客が浴衣姿に提灯片手に、足湯などそぞろ歩いており、湯の町風情を醸し出している。
玉湯川沿いにはいくつかの足湯が設けられ、宿泊した長生館のそばには玉湯川の中にある勾玉島を臨んで配されていた。島の中央にある石が青めのうの原石で、触れると幸運に授かるとも。ほか、あたりには三種の神器の拝受像や、橋の欄干に大きな勾玉が配されていたりと、神話的な神秘性が漂うビジュアルが散見される。夜のほのかな明かりに照らされ、より印象が強いような。
この温泉街、コンビニもチェーン系深夜営業店もないため、遅い時間に開いている店はローカルなところに限られる。遅い夕飯向きの店、探してみましょう。
羽田空港のアクセスに、蒲田からバスを使ってみた。鉄道だと空港敷地内は地下となるが、こちらは景色が変化に富む。漁師町の名残を止める旧市街を抜け、羽田神社の鳥居を眺め、増築中のターミナルの脇を通り。時間は倍ぐらいかかるが、値段は1/3だし、旅にでる気分も高まるというものだ。
高さがある料理は、立体感を強調。
左斜め後の光源を意識して、ハイライト当てる。
丼をやや欠いた構図にして、広がりを持たす。
手前のつゆピンにして、背景をぼかす。
昨日の「スマホで料理写真講座」の教示を駆使したら、いつものえきめんやのゴボ天うどんもこんな仕上がりに。
で、何より大事なのは、撮る前にレンズ拭くこと。