ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

狭山市てくてくさんぽ

2016年06月05日 | てくてくさんぽ・取材紀行
狭山市での所用後もまだ日が高いので、小一時間ほどさんぽを楽しんでみた。お茶ぐらいしかピンとこないほど、自身の行動範囲に縁がない土地だが、入間川の段丘にひらけ遠くに連山を望む、武蔵野の外れ的な自然豊かな地である。

段丘の高い位置にある駅から川の方に下ると、途中に大きな観音像がそびえる寺が。徳林寺という、武蔵野三十三観音に挙げられている寺で、近くを通る鎌倉街道に所以がある古刹。大観世音菩薩像は最近建立されたらしく、朱塗りの堂と「福聚観世音菩薩」とある金文字が、どこかケバケバしいような。

寺の前の霞野坂を下ると、入間川の河川敷に出る。緑が豊かな印象で、ジョギングする人の多いこと。昭代橋の上から奥多摩の山々を眺め、駅方面へと折り返す。途中でたなばた橋・たなばた商店街という名の場所を通り、当地が「関東三大七夕」のひとつなのを知る。あとふたつ、どこなのだろう。

お茶屋が多く、「新茶」の幟が街の随所で翻っているのはさすが。抹茶ソフトに惹かれたが何故か宇治茶なので、狭山茶ようかんをテイクアウトして、ベンチでティータイムに。ひとくちようかんながら、お茶の香ばしさが甘さに負けず強いこと。自販機のペット茶が狭山茶なのがまた、絶妙な落とし所だ。

ちょうど1時間で、おさんぽはタイムアップとなった。ローカル惣菜のサトイモコロッケ、再訪時の宿題か。

ぎょうざの満州@狭山市

2016年06月05日 | 旅で出会った食メモ
埼玉の西武線方面に来ると、恋しくなるのがかのギョウザ。銀座「天龍」、チェーンの「王将」と並び、私的三大ギョウザの「ぎょうざの満洲」に表敬せねばいられない。狭山市駅も駅前のフードコートに入っており、やみつき丼とのセットをオーダー。盆からギョウザの皿が飛び出して運ばれてくるたたずまいがいい。

天龍がボリューム、王将がジューシーさが売りとくれば、ここのは皮のうまさが秀逸。コシがありほどよく硬めで、いかにも「粉物」を食べている充実感がある。やみつき丼はいわば、豚肉とうずらなしの中華丼で、たっぷりの白菜がじっとり柔らかく、豆腐がタンパク質を補填してくれヘルシー。自宅や職場近くの店でやってくれたら、確かにやみつき間違いなしだ。

相変わらず「3割」のうまさは謎だが、これぞ西武線埼玉側民のソウルフード。初めて来た街ながら、以前飯能にて既食ゆえの馴染みが感じられる。