このたびの北陸路は魚三昧のプログラムで、金沢から新幹線に乗り高崎に差し掛かると、どうにも我慢ならず途中下車。駅ビル5階に駆け上り、「登利平」の暖簾をくぐった。肉の禁断症状が出て、群馬のソウルフードの鶏めしにて最後の晩御飯とした。徳利がかわいいというか、注ぐビジュアルが異様というか。
金沢の路地さんぽ、ここへたどり着いた。15年ほど前に金沢の町歩き本で取材したときは、まだあまり紹介されてなかったのに、今ではひがし茶屋とともに訪れる名所に。
遊郭へと下る暗がり坂を、白昼堂々下ってみたりして。
遊郭へと下る暗がり坂を、白昼堂々下ってみたりして。
かの旅番組で銚子を推して挑み敗れ去った、痛い思い出のある金沢。名所に行く気分になれず、駅から繁華街と逆の浅野川に向け、路地をランダムに歩いた。彦三とか瓢箪町とかの町名を見かけ、雰囲気のいい建物もポツポツ。
何のことない市街でもこのレベルとは、さすがの城下町。やはり銚子では勝てないわけだ。
何のことない市街でもこのレベルとは、さすがの城下町。やはり銚子では勝てないわけだ。
福井でカツ丼といえばソースカツ丼だが、最近の新顔で「醤油カツ丼」というのがある。越前大野が発祥で、老舗醤油屋がタレを考案。あっさり味がソースと対照的で好まれ、広がりを見せている。定義は県内産の醤油がベースで、野菜の組み合わせは融通無碍とか。
駅ナカの「越前」でいただいたのは、薄めのカツに甘めの醤油ダレがかかり、さっくりと軽やかなかじり心地。たっぷりのキャベツに大葉、おろしがのっており、おろしサラダ丼のトッピングにカツがのってるようにも見える。丼ものとは思えないほどさっぱりした食べ応えで、この蒸し暑さにはザクザクと箸が進む。
朝ランしたせいかちと足りず、ひと皿おろしそばを追加。澄んだつゆにおろしとわさびの組み合わせで、こちらもズズッと進んだ。これにて福井は堪能。
駅ナカの「越前」でいただいたのは、薄めのカツに甘めの醤油ダレがかかり、さっくりと軽やかなかじり心地。たっぷりのキャベツに大葉、おろしがのっており、おろしサラダ丼のトッピングにカツがのってるようにも見える。丼ものとは思えないほどさっぱりした食べ応えで、この蒸し暑さにはザクザクと箸が進む。
朝ランしたせいかちと足りず、ひと皿おろしそばを追加。澄んだつゆにおろしとわさびの組み合わせで、こちらもズズッと進んだ。これにて福井は堪能。
福井市街で見かけた、雰囲気のよい街中の小路。小洒落た裏路地、町の狭間のうもれ社、アーケードのローカル商店街、そして路面電車。これだけでも、巡って楽しい個性が見られる。
謎の屋号に出会うのも、また面白し。
謎の屋号に出会うのも、また面白し。