24時間前の今頃は、宝木の投下後の壮絶なるもみ合い最高潮だったなあ、と余韻に浸る今宵。西大寺裸祭りの記録写真を見直し、ちと反芻と解説してみたりして。
まずは境内点描から。西大寺には常設の観客席が設けられ、裸祭りを間近で見られる。観覧料5000円はまわしに足袋と同額ぐらいだから、同じ金額で見るかやるかなのか? 本堂に上がる前には「垢離とり」つまり体を清めるのだが、これが冷たいというか激痛で、行程中の寒さのなかで一番きつい。本堂から仁王門までは改めて見ると結構距離があり、宝木とれても亡者の群れから逃げ切るのは、至難の技だろう。
続いて控え室点描は、初めてのまわしの着用。まず縦に二つ折りして巻いてから、端を胸の高さに持って下ろしまたぎ、背中側から横へと回し込み、胸のを降ろす。これが前垂れとなり、後は「逆ア〜レ〜」とばかり(何だそりゃ?)、自身がクルクル回りながら巻かれていく。最後にお尻側からグッ、グッと引っ張られたら、下半身が精悍に締まった気分。名前と緊急連絡先と血液型を記した布を挟んでおくのも、万一の際の決まりだ。
足袋は群衆に入れば外れやすので、テープでしっかり固定。踏まれる足の甲や指も保護しておく。手首にも巻くのは同じチームの識別用で、乱立する亡者群の手の中でこのテープを見かけた時、地獄に味方で心底ホッとしたものだ。
宝木がとれる可能性は低かったので、あらかじめ社務所で買っておいた宝木のお守りが、このたびの参戦のいい記念になる。体を張った上での御利益が授かるよう、大切にしよう。
まずは境内点描から。西大寺には常設の観客席が設けられ、裸祭りを間近で見られる。観覧料5000円はまわしに足袋と同額ぐらいだから、同じ金額で見るかやるかなのか? 本堂に上がる前には「垢離とり」つまり体を清めるのだが、これが冷たいというか激痛で、行程中の寒さのなかで一番きつい。本堂から仁王門までは改めて見ると結構距離があり、宝木とれても亡者の群れから逃げ切るのは、至難の技だろう。
続いて控え室点描は、初めてのまわしの着用。まず縦に二つ折りして巻いてから、端を胸の高さに持って下ろしまたぎ、背中側から横へと回し込み、胸のを降ろす。これが前垂れとなり、後は「逆ア〜レ〜」とばかり(何だそりゃ?)、自身がクルクル回りながら巻かれていく。最後にお尻側からグッ、グッと引っ張られたら、下半身が精悍に締まった気分。名前と緊急連絡先と血液型を記した布を挟んでおくのも、万一の際の決まりだ。
足袋は群衆に入れば外れやすので、テープでしっかり固定。踏まれる足の甲や指も保護しておく。手首にも巻くのは同じチームの識別用で、乱立する亡者群の手の中でこのテープを見かけた時、地獄に味方で心底ホッとしたものだ。
宝木がとれる可能性は低かったので、あらかじめ社務所で買っておいた宝木のお守りが、このたびの参戦のいい記念になる。体を張った上での御利益が授かるよう、大切にしよう。