ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

一献一品出合い酒@外苑前

2014年01月23日 | ◆一献一品出合い酒
外苑西通りの鉄板中華「シャンウェイ」にて、台湾ビール×毛沢東スペアリブ。仕事の同僚たちとの宴も半ばの盛り上がりを見せてきたなら、ガッツリ肉系のメインディッシュに南方系爽やかビールの、このコンビが似合う。

多種多様な料理に数押し捲られ満腹近くとも、アジアンな香辛料の爽やかな香りに食欲がリセット。取り分けられたでっかい肉塊にまぶされた、揚げニンニク、揚げ玉ねぎ、トウガラシ、クミンが、複雑玄妙なスパイス香を奏で上げる。素揚げしたスペアリブにガツリと挑むと、サクリと食べ応えは思わぬ軽快さ。淡く軽い台湾ビールでざっと流したところで、全身が時間差でボッ、と発火する。さらにかぶりつけば大炎上の兆し、慌ててグラスを開けては鎮火を繰り返す、火事場の大騒ぎのごとくな一期一会。

湖南省の名物料理です、と聞くも、一歩国外に出てしまうと何処なのか、地図が浮かばぬ土地勘のなさ。国内で海外の美味いものを味わうには、スペシャリストな同僚の知識やリサーチ力の、ありがたみが染みることといったら。一献一品の小さな酒宴、熱々天下泰平なり。

土濱笑店@神泉

2014年01月23日 | 町で見つけた食メモ
昨夜は神泉にある奄美料理の店「土濱笑店」で、昨年に逝去された写真家の管洋志さんの思い出話を肴に、関係者と杯を酌み交わした。東南アジアを主題とした人と風物に肉薄する作品に、魅了された仲間との宴は盛り上がること。晩年に写真集を刊行した奄美由縁の料理を味わいつつ、愛した酒「龍宮」の杯が進む。

話の中で興味深かったのは、奄美に詰めていた際、普段は魚肉ソーセージを常食されていたとの件。撮影に集中するためストイックに身を置くための、管さん流の流儀だったとか。なるほど氏らしいなと感嘆、酔って帰り朝カバンを開けると、おっといつの間に買っていたのやら?

というわけで今日はストイックに朝食を済ませ、気持ち引き締め仕事に向かうのだ。