ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

町で見つけたオモシロごはん…渋谷・のんべい横丁 『会津』の、栄川など

2014年01月28日 | ◆町で見つけたオモシロごはん
昨夜は渋谷・のんべい横丁デビューを果たした。山手線の築堤脇にある小路に、5人も入れば満席の正方形の小店が、肩寄せ合うように密集する、まさに昭和の線路端飲み屋街。小路を歩けば、おみやげの折の紐をつまんでふらつく酔っ払いとか、ギター背負った流しの兄さんとかに、すれ違いそうな味のある風情である(古すぎ?)。

暖簾をくぐったのは、入口そばにある「会津」という店。大女将が会津の出身だそうだが、ご高齢のために現在は元・お客だったという兄さんが切り回している。2、3組で満席の店内に、次々に常連客がローテしてきては、いつしか我々も加わり皆で談笑が盛り上がるのが心地よい。

屋号が会津とくれば、飲むべきは地酒「榮川」だ。カップのままで出されるのが親しみやすく、純米酒とにごりのループがとまらない。この日はあいにく品切れだったが、会津の筆頭ローカルアテ・ニシンの山椒漬けがあれば言うことなし。

スタートが22時頃と遅かったのもあり、旧友と気がつけばギリ深夜バスまで酌み交わした。同席した常連客の娘が氏と同郷の熊本出身と分かり、いつしか加藤だ細川だくまモンだ蓮根だの談義で大盛り上がりに。う〜む後で思い返したら、会津の店で飲んだ感があまり…。