ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

最高裁は差し戻し

2006-06-20 21:31:36 | Weblog
 いつも感じるのだけど、上級審はよく差し戻しという事をする。
 下級審の判決が“?”で上告しているのだから、最高裁が自分で判決を出すべきだ。
 “もう一回やり直せ”っというのは、それぞれの時間の無駄。
 差し戻して、又、上告もありなの?

 私が研修医に「もう一回やってごらん」と言うのは結果が出てない時だけ。
 うまくいかなかった時は代わってやってる。例えはちょっと違うけど、“差し戻し”というのはどうもよく分からない、まだるっこしいだけ。
 斜めに見ると、最高裁は自分で判断したくないんじゃないのとも感じさせられる。

 予定していた鎖骨下静脈穿刺は中止。この方は私が見ていない患者さんだったが、少し食べられそうとの事で、折角の研修医手技は中止なってしまった。
 今朝になって決定?昨日の内に決めてよ。
 これもある種の刺し戻し?

 午後に先日、呼吸停止から気管内挿管をされ、漸く軽快してきた方の、抜管(気管に入れた管を抜く)行為をした。この方は私の受持ではなく、某外科系の患者。
 先週からもう自分でしっかりと呼吸出来てきており、私の時間の都合で今日になってしまった。
 かいつまんで言うと、結構元気になってるのだから、『パパッ』と抜いてしまいたかったのですが、主治医が麻酔科医師も呼んで、万全の体制でやりたいという。
 まあ、良いけどね。大事に大事をとることは悪くないけど、まさに“悪くないけど”と言う印象だった。
 
※ それでも耐えてやるのでしょうね。
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勝てないゲームは疲れる

2006-06-19 22:23:55 | Weblog
 テンションが上がっても、勝って上がりきらずに負けてしまうと不消化の疲れだけが残ってしまいそう。
 見てて、日本選手の中で“中田”と“中村”は他よりも頭一つ以上抜きんでて、やっぱりうまい。高原や柳沢は埋もれてしまい、存在が分からない位。
 この分けで23日の午前4時は起きるべきか、寝てるべきか迷っちゃっいそう。
 勝ってたら、早起きしてその瞬間を見たいけども。

 今日は天候も良く外来も混まず。今来てる一年目の研修医は6月末で交代、即ち、後10日位で終了。
 外来も慣れてきたけど、要領はまだで時間がかかりすぎ。もう少し、手早くまとめて進めていくことに練度を上げて欲しい。まあ、一年後は成長するだろうけど。
 自分の流儀を確立していくのは、もっと先。
 今日の朝刊に書いてあったが、新制度になってからの研修医は、より現実的に周りを見てる。
 形式主流の今までよりは、よりはっきりとして良い点でもある。
 きつい診療科が敬遠される傾向というのも、今までのいい加減さのつけもあろう。
 この点はじっくりと計画されることが肝要。
 産科医の減少もその一つ。
 これは産科に限らず何でもかんでも、時間も考慮せずに、病院に行って見てもらおうという患者側の姿勢にも因ろう。
 でも、彼等を見ている医師達も立場を変えれば同じだけど。
 まあ、一般的教育とマナーがずれてきてしまっているのかな。
 じっくりと行くしかないかな。焦っても答えは出ない。
 自分たちのまいたツケの種は自分たちで刈り取る。
 日本の国債にも似てるみたい。
明日は一年目の研修医と鎖骨下静脈穿刺をやる日。

※ ペナルティーキックを防いだとき、“能活(ヨシカツ)→良し勝つ”と感じた人も多かったろうに残念。
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朝から雨の休日

2006-06-18 21:11:51 | Weblog
 昨日はちょっと寄り合いがあって、ビールを飲んで焼酎飲んで、帰ったのは夜11時半頃。
 行った店、客筋は当然若く、私達のグループは平均年齢を押し上げる。
 でも、支払う平均単価も押し上げるから、お得意さまになってるはず。
 近頃の店は、単品いくらと結構はっきり安めでやってる。
 22時頃に、10人余若目の女性だけのグループがやって来る。一体、今まで何してたんだろうね。仕事仲間?同窓会?まあ、私達も何してたんだかと、思われるかもだし、そのまま自由、それ以上の詮索はマズイ。
 汗を一杯かいたので、洗髪が乾かず1時過ぎまで寝るのを待ち。
 このために今朝の目覚めは8時前、暫く寝床でボーッとする。
 このボーッが休みそのもの。
 昨日出勤して患者さん達の状態を診ておいたので、今日は行かず、電話も無し。
 明後日には一年目の研修医と鎖骨下静脈穿刺をやる(先週研修医がそっとミスった患者さん。上達の腕と気合いを見せろよ。)。

 7月の勉強会の準備を少しと後は“休息=仕事以外”。
 突然、雨上がりの夕方に車のワックスがけなど。
 夜、またサッカーを見なければならないし。きっと、良い試合を見せてくれることを期待しよう。
 “せこいことだけは止めといて(次代の子供に見せて恥ずかしくない試合をしろよ)”今回は審判のチェックが厳しく、反則が少な目なそうな。

※ 日本が必死と言うけど、向こうクロアチアも同様に必死なはず。今日、勝ったら23日は、みんな4時起きかい?
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肝炎訴訟

2006-06-17 17:24:38 | Weblog
 国の指導不十分の責任を今更言われても、言わないよりまし。
 患者さん方の暗い年月は如何ともし難い。
 損害賠償請求権が20年、いわゆる時効が20年。
 しかし、このようにゆっくりと発病し、しかも当時の一般的知識には広まっていないこと、そのまま当てはめるのは気の毒。
 この前の“ドミニカ移民”と同じで、その頃にはそこまで考える余裕なんてない。
 “注射器針付き回しうち”、やってる医者がこれで良いといったら、うたれている方々は反論できる雰囲気はない。
 その昔、私がまだ無知な医師だった頃、抗生物質の皮内テスト(抗生剤のアレルギー反応チェックテスト)がなされていた。
 ある時、某医療機関で“抗生物質の皮内テスト”をやろうと、近くの看護師さんに頼むと、「冷蔵庫に入ってます」と、すごく準備のいい所だと思ったら、「テストが済んだら、針だけ代えて、又入れといて下さい」と言う。
 「えっ」、理屈はともかく何かおかしいと感じて、新規にテストアンプルを用意してやった。そして、「ちょっと変じゃない?」と聞くと、「みんなこうしてます」と回答(針は代えても注射器は個々で代えてないのです)。
 この某医療機関はこんなレベルだったのです。
“針は代えても注射器は個々人でかえない”、この危険性分かる?
 理屈は“ケガをすると血が出る”、この理由です。
 出血するのは、切れた血管から血を押し出す圧力が大気圧よりも高いからです。
 脱水でひからびかかっている方はケガをしても、そんなに血は出ません。
 あの、鎖骨下静脈穿刺でも脱水気味の患者さんに、太めのカテーテルを入れて、その端の孔を塞いでないと、“シュヮッー”と空気が吸い込まれていきます。
 たくさんはいると“空気塞栓”。
 ですから、普通の患者さんに針を刺した途端、毛細血管や静脈からのそれぞれの圧力に応じて血液が注射器内に逆流してくるのです。少なくて見えないだけ。
 さっきの冷蔵庫内の注射器はよく使う抗生剤ほど、何人もの患者さんの血液が入り込んでいたのです。
 その後の私は文献検索をして、上司に危険性を報告したのですが、気のない返事でガッカリ。
 どう思ったかって、この上司は“ド○○だ!”に決まってるじゃない。
 言わない、でも、瞬間この“気”を覚られてたら“×”だ。

 今日もちょっとだけ診てきた。

※ 千葉県市原市議会、多数の議員さんがサッカー日本を応援しようとユニフォームを着て議場へ。これに対し“品位がない”等で激論?議会って暇。
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ドキッ!見落とし?

2006-06-16 22:05:24 | Weblog
 この所、比較的平穏な外来だったのに、ある方(私の外来では3回目)が「(人間)ドックで異常を指摘されたのですけど」とその報告書を見せてくれた。
 確かに“胸部X線異常疑い”とある。
 この方は、この3月に当院で胸のレントゲン撮影を受けているのです。
 この瞬間に、“ドキッ”ときたのです。
 急いで、そのページを見ると“胸部レントゲンは異常なし”と書かれていた。
 更に、もしやばかったら(3ヶ月で病気が進行したか?)と連想し、久しぶりに動悸を感じた。
 3月に診察したのは私ではなかったけど、何故か早鐘の心臓。 
 何故、動悸まで感じたかというと、今日の新聞に某病院での前立腺内視鏡手術有罪とあったからです。このことが私の深層に潜んでいたのでしょう。
 こんな時どうするかって、他の話にそらして誤魔化す?それは、事実の隠蔽で底なし沼の入り口。
 至急、胸部CT写真を依頼して“白黒”をつける。傷は小さなうちにふさぐ。
 前のレントゲン写真を見ると、大きな物は無いけど小さな物は分からない、当たり前。
 CTがあがってきて、写真を見るときには(何でもOKの)覚悟が出来ていた。
 
 見て“よかった、何もなくて。”、きっと撮影時の角度によって影が出来たのでしょう。
 悪い結果を報告することは、年に何回もあるけど、ドキッとしたのは何年振りかな?これは、平温の慢心を教えてくれたと受けとるべきだね。

 研修医は胸腔穿刺をしたが、これは目標が大きく結構寝れてきていた。
 看護師との連携プレーに滑らかさが欠けていたのがマイナス。
 前述の内視鏡手術って、朝から晩までやってたのなんてのは論外のド○○。
内視鏡手術とは、金銭的なものも含めた結果が開腹術や開胸術以上でなければやる価値はないだろう。

※ 内視鏡手術の術者は“ドキッ”としなかったのか聞いてみたい。
 ドキッとすらしない心臓の持ち主なら、やっぱり有罪確定・実刑相当。
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47時間勤務

2006-06-15 21:24:40 | Weblog
 今日の鎖骨下静脈穿刺、手技はまずまずだったが、消毒開始場所の誤り、患者さんの身体の上に物を置くという、この二点への配慮が足りなかった。
 消毒は斜面では高いところから低いところへ向かう。それは、消毒液が流れていくからで、壁塗りと同じ。下から上へ向かうと後から塗った液体が下へ流れ落ちる。このイメージで了解できるでしょう。
 平坦部でやるように、中央から外側へ向かったのです。胸が一番高く、鎖骨にはくぼみもあるしね。この窪みに消毒液が流れてたまります、水たまりの様に。
 患者さんの身体の上に物を置くのは、まず第一に失礼だし、次に不安定。もし、患者さんが少しでも身体を動かしたりしたら落っこちます。
 勿論、終わってから話した。手技行為途中で言うとプレッシャーをかけちゃう。
(危険行為の場合は、即、言うのは当たり前。)

 今日の外来患者さんはそれほど多くなかったけど、20人目位から何故かうんざりしてきた。まずいと思って、その気持ちをごまかして辛抱の後半4,5人。
 研修医は昨日は当直で眠られず、一昨日も多忙で1時間睡眠とばてており、仮眠室行き。外来実習は休み。
 47時間起きたままでは、自分の身体も判断も危うくなる。
 でも、午後には出てきた、さすが若い。

※ 梅雨の大雨、沖縄で山崩れなんて映像見るまでイメージ出来なかった。
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保守点検入札

2006-06-14 22:46:06 | Weblog
 例のエレベーター事故に際し、保守点検をいわゆる“ディーラー系”から“独立系”に入札値で変更。
 独立系は安く入れて仕事をとる。しかし、ディーラーは機械構造のすべてを教えないので、独立系にはブラックボックスが残り、解明不能。
 安かろう、悪かろうの危惧が出てくる。
 メーカーがすべてを教えたら、今までの蓄積努力は何だったのかということになり、経営危機になる。
 自動車車検でも、ディーラーか安めの“アッチコッチ”でというのもあるが、自動車は点検項目が決められており、独立系も参入しやすい。交換部品も多く出ており、エレベーターほどやばくなさそう。
 自動車ほど普及してれば、どうって事はなさそうだけどね。
 これは、人件費の安い国々への技術輸出にも通じる、微妙なところ。
 入札でなく、随意契約ならこんなことはなさそうだけど、しっかり高い。
 こんなこと、そこら中に転がっている
 さっきの、車検でも数万円は差がでる。
 エレベーターなんて、部外者には“滑車の様な物”以外は全く理解出来ない。
 私の勤務先のはM社製のようだ。でも、たまに閉めたはずなのに戸が開くことがある。その逆はない。また、開いてままで、動くことも起こっていない。

 今日は“嚥下性肺炎”の方が入院。明日、時間が取れたら研修医に鎖骨下静脈穿刺をやってもらおう。

※ 昨日も書いたけど、最後のふぬけの10分は自分にも写して反省しとこう。
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日本完敗

2006-06-13 22:04:24 | Weblog
 昨日はブログ投稿して、早速TVを見たら、結果は完敗。
 余りニュースでは取り上げてくれなかったけど、開始45秒位の豪ゴール近く、フリーキック。開始早々で、まだ気合いの十分に入る前、これを決めてくれたらと感じたのは大勢いたはず、これで乗れると。
 これは最初で最大のチャンスだった。
 中村選手のゴールは、高原のエルボーアタックと柳沢のボディアタックが、相手GKを押し出すという、殆ど反則様援助によるものと、事後のスロービデオで解明。
 後半のけちの付き始めは、中沢選手が相手の両肩に手を掛けてジャンプの反則から、フリーキック。
 反則得点に、反則によるフリーキックを与えるなんて。ゴール前、故意の反則をすることの危険を知ってたのって聞きたいよ。
 日本はもとフェアーだと、幻想を抱いていた。
 最後の10分位に3点も入れられるなんて“完敗”以外の何物でもない。
 でも、相手が3点も入れられるのなら、日本チームだって入れられるはず。
 しかし、この10分の日本チームの選手は、感も鈍り、動きが鈍くさくなっており、見ていて歯がゆさを感じた人も多かろう。
 “実力負け”だったネ。

 今日の仕事はもちろんキチンとやった。

※ TVは負けても、次をあおって視聴率を稼ぎ、期待を持たせる。あおられるとついその気になってしまいそう。でも、完敗で少し冷めそう。
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若いのが指導する、“免許皆伝”を目指そう。

2006-06-12 21:51:12 | Weblog
 今日はちょっと外来が遅くなり、時々登場していた“若いの”が研修医に鎖骨下静脈穿刺を指導した。
 聞き及んで、行くと研修医が動脈を刺してしまい、圧迫中、10分休憩。
 いつも書くように、動脈を刺してしまった時は、10分しっかり圧迫止血を行う。そうすれば新聞沙汰のミジメ(後から出血死なんて)はない。アレは刺した後始末がいい加減なのだ。
 格好付けずに、10分間、正に愚直に押して止血。後の白々しい言い訳を思えば10分の辛抱なんてどうって事はない。
 その後、雑事を済ませて見に行こうとしたら、ドアを開けて戻ってくるところに出会う。聞くと入ったという、OKかな。
 若いのも更に下のに指導すると、人を教えると言うことで、その教え方を考えて自分も成長する。これでいいのです。
 動脈を刺したり、時間はかかったけど完了。きっとほくそ笑んだだろう。
 最終的には好きにやればいい。勿論、好きとは自由気ままな、好き勝手ではなく自分の流儀を確立せよということだ。
 そうすれば、“免許皆伝”。
 外来は研修医が、患者さんの話の泥沼にはまり込んだけど、今日はじっと終わるのを待った。次回は制限時間を儲けて、時間内に話をまとめる練習をさせよう。
 患者さんは言いたいことがいっぱいあるだろうけど、担当医がそれを整理して疾患を見極めなければならない。出来るかな、来週には?

※“免許皆伝”なんて言葉古い。今日は22時前に終えてTV“W・サッカー、日豪戦”を見よう。
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電話機買い換え進歩変遷

2006-06-11 21:40:46 | Weblog
 電話のFAXが不調で、とうとう電話機を買い換え。前のが、’98年に買って、約8年、只のダイヤル電話だったら、落としたりの破壊的処遇以外は半永久使用可能だろう。でも、色んな欲求に負けるし、機能が多くなり、修理代も高いし、買い換えた方が楽で損しないように感じるのも変なものだ。
 ここで、“もったいない”という思想では、FAXは出来なくなってしまう。
 8年前に比べると、一回り小さくなって洗練されてきている。
 電話機は、パナソニック、シャープ、NEC、サンヨーとそして何故かブラザーしか置いてない。他社はもうマイナーなんだろうね。
 NECは安いけど、ややイカツイ。サンヨーはいつものように安いね。ブラザーはちょっと他社と感じが違う。シャープは先進性を出そうとしている。パナソニックはスマート。
 “God”の声で、Pに決定。見た中で一番、コンパクトだった。これが決定理由(NECやサンヨーよりも少し高い)。
 この買い物をして、きっと世の中の多数の方は、そりゃ安いに越したことはないけど、気に入ったのなら少々はランクが良ければ、価格が上がってもきっと買っているだろうと感じた。
 安くてもまずければ、もう少し出しても、もう少し美味しい物を食べるだろうと言うことに落ち着きそう。これが多くの消費者かもしれない。
 これが日本の市場の動向につながる?

 昨日、診てきたので今日は出勤無し。明日はちょっと早めでチェック。

※ こんだけあおっておいて、明日の日豪の視聴率が楽しみ。
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