ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

腰椎穿刺に局所麻酔はいらないの?

2006-06-05 22:44:02 | Weblog
 この土日は天気が良かったというのに、今日の新患は多い。
 通常、天気の良い日はみんな元気で少ないはずなのに、月曜は暇なの、それとも休み疲れなのって聞きたい。
 まあ、ひどい方は混じってなくて良かった。一人でもいるとがくっと遅くなる。
 研修医も来たが、不安の多い方以外は問題無し。
 そう、研修医が途中で腰椎穿刺(腰の背骨の隙間から、針を刺し、脊髄液を採取する検査)に行った。
 聞くと、刺入し難く上級医と一緒にやって漸く入ったそうな。
 さらにその折、針を刺す際には、皮膚の局所麻酔はしてないという。
 上司が、麻酔をすると検査値に異常が生じることがあるというような理由。
 でもそれ以上に、患者さんに「今から、麻酔をしてから検査をしますよ」と、“麻酔をする”という言葉が患者さんに安心を与えることの方が大きいと思う。
 整形外科の医師も腰椎穿刺の折には、局所麻酔はしてないと言う。
 それなら、彼等に腰椎穿刺をする時は“麻酔なし”ですることにしよう。
 今回のように、一回で入らなかった時は患者さんになんて言い訳をしているのだろうかネ。
 私の臨床経験では、麻酔をしたことによって検査値が怪しかったことなんて“ゼロ”だ。私は今まで必ず麻酔はしている。
 今度、根拠はあるのか聞いてみよう。

※ ホリエモン倒れ、村上倒れ、やり方はともかく、出る杭は打たれまり。
判定は後世に委ねるもの?
コメント
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