ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

若いのが指導する、“免許皆伝”を目指そう。

2006-06-12 21:51:12 | Weblog
 今日はちょっと外来が遅くなり、時々登場していた“若いの”が研修医に鎖骨下静脈穿刺を指導した。
 聞き及んで、行くと研修医が動脈を刺してしまい、圧迫中、10分休憩。
 いつも書くように、動脈を刺してしまった時は、10分しっかり圧迫止血を行う。そうすれば新聞沙汰のミジメ(後から出血死なんて)はない。アレは刺した後始末がいい加減なのだ。
 格好付けずに、10分間、正に愚直に押して止血。後の白々しい言い訳を思えば10分の辛抱なんてどうって事はない。
 その後、雑事を済ませて見に行こうとしたら、ドアを開けて戻ってくるところに出会う。聞くと入ったという、OKかな。
 若いのも更に下のに指導すると、人を教えると言うことで、その教え方を考えて自分も成長する。これでいいのです。
 動脈を刺したり、時間はかかったけど完了。きっとほくそ笑んだだろう。
 最終的には好きにやればいい。勿論、好きとは自由気ままな、好き勝手ではなく自分の流儀を確立せよということだ。
 そうすれば、“免許皆伝”。
 外来は研修医が、患者さんの話の泥沼にはまり込んだけど、今日はじっと終わるのを待った。次回は制限時間を儲けて、時間内に話をまとめる練習をさせよう。
 患者さんは言いたいことがいっぱいあるだろうけど、担当医がそれを整理して疾患を見極めなければならない。出来るかな、来週には?

※“免許皆伝”なんて言葉古い。今日は22時前に終えてTV“W・サッカー、日豪戦”を見よう。
コメント
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