信用失墜あり

　ずっと診ていたちょっと難しい疾患の方、先週末から点滴治療をしたのに、期待するほどの効果は無く、返って不調と言われてしまったのです。
　確認検査をして、結果説明をしているうちに、向こうから転医希望を言われたのです。
　確かに、効果不良について聞いて話している雰囲気は少し濁っており、「・・・？」という感じもあった。
　期待する結果が出なければ、こういう事もあり得る。まあ、当然かも、結果が期待はずれで展望が難しければ、信用はあっという瞬間に落ちるのです。
　患者さんの軽快が第一目標だから、受け入れるしかないでしょう。

　今日は研修医に骨髄穿刺をしてもらった。
　事前に患者さんに手順を話し、今日も始める前に話し、決めは「骨髄穿刺をしても、今まで死んだ人はいない。」と支えて、研修医に交代。
　研修医には十分に麻酔をして、痛さを感じさせない位にと言い含めておく。
　胸骨は、前胸部少し上方のど真ん中、しっかり押し込んで、骨髄液を引いて終了。
　手技としては、目標は大きく、まっすぐ刺すだけの比較的単純なもので、一回実施を体験すれば、感覚的に体得感を学べただろう。これで次からびびらなくてすむはず。
明日、ちょっと出勤予定。

※　ワールドカップ、結構あおっている。何といっても４年前の盛り上がりが印象に残っているからかな。