ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

憲法解釈

2014年05月22日 | 社会・政治

 近頃、集団的自衛権を憲法上行使できるように憲法解釈を変更するとかしないとか、まことに喧しいですね。

 でも不思議ですね。

 わが国は戦後一貫して米国と軍事同盟を結び、米国の世界戦略の一翼を担ってきました。

 私は最近の憲法解釈の話題を聞くまで、わが国は当然に集団的自衛権を行使し得るし、現に日米同盟によって平時から集団安全保障を採っているものと信じていました。

 もし現在集団的自衛権を行使できないのだとしたら、日米同盟をどうして結ぶことができたのでしょうね。

 一方的に米国に守ってもらうだけ、ということでしょうか。
 すると日本兵の命は重く、米兵の命は軽いということになりはしますまいか。

 場合によっては日本軍が米軍を守るということがなければ、それはまともな軍事同盟とは言えない、極めて不公平なものだということになります。

 内閣法制局は、集団的自衛権は国家の自然権であるから、当然わが国も保有しているが、それを行使することは憲法上許されない、としているそうです。

 日本人同士でしか通じない、摩訶不思議な論理構造です。

 持っているけど使えないとは何事ですか。
 悪趣味な冗談にしか聞こえません。
 そういうのは持っていないと言うのではありませんか? 

 自分で自分の首を絞め、主に最前線に立たされる下士官兵の命を危険にさらすような論理の遊びは早く止めて、現代世界の常識に従って行動したらよろしいでしょう。

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