ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

依存症

2023年04月30日 | 精神障害

 土曜日の晩酌はつい過ぎてしまうようで、今朝は10時まで眠ってしまいました。
 平日には絶対にあり得ない、日曜日の贅沢です。
 さすがにそれだけ寝るとしゃっきりして、洗濯や掃除、買い物と、家事に励みました。
 義母が施設に入所してから、同居人は日曜日、必ず義母を見舞うため、私が家事をやることになります。
 20代の頃、独り暮らしを3年間していたので、大抵のことはできます。
 面倒くさいことこの上ないですが。

 そうやって午前中を過ごし、昼は近所の蕎麦屋で鴨せいろを食しました。
 私はこれが好物で、休日の昼などよく食います。
 しかも私が通う蕎麦屋の鴨せいろはしっかりとした歯ごたえと野趣あふれる鴨肉が楽しめ、しかもたくさん入っているうえ、鴨のつみれまで入っています。
 値段は1,500円と少々お高いですが、その価値はあると思います。

 午後はスバルに行きました。
 私は半年に一度定期点検を受けられるコースに入っており、車購入の際にその分の金を払っているので、無料感覚です。
 私は18歳で免許を取り、すぐに実家の車を運転し始めたので、もう35年のベテランドライバーですが、車のことはよく分からないので、バッテリーの交換さえ出来ず、雪の日なんかにチェーンを巻くこともできません。
 そんな私にとって、定期点検は強い味方です。

 そんな風にして、私の日曜日は慌ただしく過ぎてしまいます。
 これから風呂に入って晩酌ですが、明日は仕事なので飲みすぎないようにしないといけません。

 アルコール依存症の患者はみりんまで呑んじゃう人や、それどころかアルコール依存症のために入院しているのに、医療用のアルコールまで呑む人がいると聞いたことがあります。
 私も酒飲みですが、みりんを呑むなんて絶対に嫌です。
 それでも、日本酒や焼酎、ワイン、ウィスキー、アルコールが入っているものは大抵好みます。
 酒飲みなんて愚かなものです。
 もちろん、私もそんな愚か者の一人です。

 依存症にはアルコール、薬物、ギャンブル、性、買い物など多くの種類があります。
 私は博打は一切やらないので、ギャンブル依存症の気持ちは分かりませんが、勝つと大量の脳内麻薬が放出されるものと思います。
 躁状態になると金遣いが荒くなります。
 依存症のなかで最も金を遣うのはギャンブルであろうと思います。
 ギャンブルを好まないのは本当に良かったと思います。

 私は躁状態の時、酒や合法ドラッグにはまり、躁から醒めた後、同居人から離婚されるのではないかと恐れましたが、同居人は病気を憎んで人を憎まず、という態度で、私を許してくれました。

 うつから躁に転じると、自分はうつを克服したと思い込みます。
 そしてまるで神様にでもなったかのような錯覚に陥り、多弁になり、攻撃的になり、金を浪費するようになります。
 さらにはろくに眠らなくても平気で、活動的になります。
 私は徹夜で小説を書いたりしましたが、頭がおかしくなっているので、まともな物は書けません。

 躁状態で借金までしてギャンブルや風俗にはまり、破滅していく人もいます。
 生活を壊す恐れがあると言う意味で、うつよりも怖ろしい状態です。

 主治医は私が躁転したことをすぐに見抜き、躁を抑える薬を処方しました。
 薬のおかげで躁状態は半年も続かず、冷静さを取り戻しました。
 以来15年くらい再発していません。
 現代医学に感謝です。

 ただ、時折もう一度躁状態になってみたいという欲望に駆られます。
 あの万能感はとてつもない快感ですから。

 でも薬を自己判断で止めることは出来ません。
 そのくらいの冷静さは保っていられるようになりました。

 世の依存症の皆さんが冷静さを取り戻してもらいたいと、切に願います。


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