ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

薬調整

2023年09月01日 | 精神障害

 8月19日(土)の精神科受診で、抗うつ薬を切り、抗精神病薬が処方されたことはすでにこのブログで報告したところです。

 切った抗うつ薬はスルピリド(別名ドグマチール)という、もともとは胃薬として開発されたもので、これを処方された患者が胃の調子が良くなるばかりではなく、明るく活動的になるとの報告が学会等で多く発表され、作用機序はよく分からないながら、効けば何でも良いということで、抗うつ薬としても使われるようになったという謎の薬です。
 この薬は私を救った最大の功労者だと思っていましたが、もともとうつ病に処方される薬で、双極性障害のうつ状態にはあまり向かないと医師から説明を受けました。

 代わりにラツーダと言う抗精神病薬が処方されました。

 これを大量に飲むと幻覚や幻聴が改善されることから統合失調症に処方され、少量だと双極性障害のうつ状態に効くということで、最小量を処方されました。

 ラツーダ、2020年に承認された新しい薬だそうです。

 で、通常4週間に1度通院していたところ、薬の調整を行ったので精神状態がどう変化したか、効いている感じがするかを確認したいと医師から言われ、明日、中2週間での診察となりました。

 約2週間服用して感じたのは、ゆるーく効いてきた感じでしょうか。
 精神病薬は大抵そうであるように、ラツーダも飲み始めてから10日ほどしないと効果を実感出来ないと聞いていましたが、そのとおりでした。

 今週の水曜日あたりから、それまでは再発したのかと思うほど落ちていたのが、少し改善されて、睡眠の質が上がったうえ、仕事もはかどるようになりました。

 現代医学というのは凄まじいものです。

 うつ病は誰でも罹患する可能性が高く、患者が多い疾患ですが、私が患っている双極性障害の患者は多くありません。

 統合失調症と双極性障害が二大精神疾患とされ、寛解はあっても完治はあり得ないと言うのが現代医学の常識です。
 一般に知られているうつ病だとか神経症だとか言うのは治りやすいのものであるとされます。

 面白いのは、うつ病患者と双極性障害のうつ相にある患者では脳を検査すると明らかに異なった波形を示すことです。
 傍から見ると同じような症状が、全く異なった脳の状態から発症するとは不思議です。

 髙血圧と同じように生涯薬を飲み続けなければならない業病を患ったのは不運であったとしか思えませんが、現代医学の力を借りて、13年も続いている寛解状態を維持したいと考えています。


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