ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

出羽三山と山伏

2011年08月28日 | 散歩・旅行

 今日は我が家から車で15分ほどの、千葉県立中央博物館に行ってきました。
 お目当ては、出羽三山と山伏展です。



 展示スペースはそう広くありませんが、なかなか興味深いものでした。
 月山・湯殿山・羽黒山を中心とした修験者の在り様が、なんとなくわかりました。

 その中で、噂に聞いた即身成仏のミイラの写真には驚きました。
 本来は真言密教の教えで、生きながら大日如来と一体化して仏になる、そのくらいになるまで修行しろということだと理解していますが、何をとち狂ったか、五穀断ちをして穴に入り、生きたままミイラになる修験者が何人も出たと言うから驚きです。
 誤解なのか、知っていてわざとなのかは知りませんが、真言宗の教えに背く、単なる自殺行為であることは間違いありません。

 また、崇峻天皇の第三皇子で、蘇我馬子に父を殺され、都から逃げていった蜂子皇子が出羽三山を開いたそうですが、その肖像画は化け物のような悪相です。



 なんでも出羽三山周辺の民の悩みを聞き、一緒に悩んでいるうちに悪相になってしまったとかで、蘇我氏に対する恨みから怨霊になったというわけではないそうです。
 しかし上の二枚の画像を見る限り、怨霊としか思えず、皇族の肖像画ではあり得ませんね。

 仏教や神道などのメジャーな宗教と比較して、神仏混交で厳しい修行を課される山岳宗教である修験道、神秘的で妖しく、土俗的ですねぇ。
 しびれます。

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