昨日から12月となりました。
師(坊さん)が走り回るくらい忙しいということから師走と言われるようになった、という説をよく耳にしますが、本当ですかねぇ。
むしろ坊さんが走り回るのは、お盆のような気がしますが。
江戸時代、借金やツケは大晦日までに精算することとされていたことから、必死に金策に走り回ったりして、忙しさを演出していたものと思います。
江戸落語の人情噺なんかでは、よく師走の悲喜こもごもが語られます。
今、ローンを組む場合、何年もかけて返済するのが普通ですから、師走だからと言って特別忙しいはずが無いのですが、習い性となっているのか、年内に大掃除をしようだとか、懸案事項を片付けようだとか、さっぱりした気分で正月を迎えられるよう努力する癖が、わが国には根付いているようです。
しかし会計年度の終わりは3月で、役所は3月が忙しく、会社の決算月は会社によって異なりますが、11月が多いように感じます。
私は人ごみが嫌いでしかもひねくれ者ゆえ、初詣には行きませんが、詣で終いに出かけることをここ数年恒例にしています。
つまり一年最後のお参りに、12月30日か31日に出かけるのです。
そうすると、静かな境内で神職あるいは僧侶らがせっせと準備をしているさまなどが見られて、なかなか面白いのです。
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