ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

歩く

2020年04月26日 | 仕事

 完全在宅勤務になって、何日になりますやら。
 仕事は進まず、気ばかり焦ります。

 このまま在宅勤務が続けば、今年度の仕事は停滞し、必ずや、支障を来すでしょう。
 とても5月6日に非常事態宣言が解除されるとは思えません。

 しかもそれは、世界中に起こっていること。
 私にはどうすることもできません。

 家に閉じこもっていると、気分が悪い方へ向かってしまうので、昨日に引き続き、人けの無い住宅街をひたすら歩きました。 

 若い噺家の恋愛や悩みを描いた森田芳光監督の「の・ようなもの」で、噺家の志ん魚(しんとと)が、様々な悩みを抱えながら、ひたすらに町を歩き続けるシーンを思い出しました。

 とにかく歩かなければしょうがないのが人生でしょうか。

 一方、歩いても何も変わらない、失業中の中年男が久しぶりに帰郷するホームドラマ「歩いても 歩いても」では、もどかしいばかりの、時が止まったかのごとき一家の姿が切なく描かれます。

 歩くも地獄、留まるのも地獄、ということでしょうか。

 今の私は、歩きたい、という思いと、いや、歩きたくない、という欲望が交差しているように感じます。

 これも一種のコロナ疲れなのでしょうね。

 このもやもやした状態がいつまで続くのでしょうか。
 私には、いや、誰もが、知る術とて持ちません。

 とにかく今は、もやもやした不安と焦燥の中にいて、正気を保つことに心をくだかなければなりますまい。


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