ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

教祖の処刑

2018年07月06日 | 社会・政治

 今日、オウム真理教の教祖、麻原彰晃(本名・松本智津夫)を含む、オウム真理教の元幹部7名を処刑したそうですね。

 正直、驚きました。

 処刑すれば、今も少なくない熱心な信者から殉教者扱いされてしまう惧れがあるため、死刑が確定したまま、何十年も執行せずに牢につないでおくのかと思っていたからです。

 ちょうど、浅間山荘事件の確定死刑囚が処刑されないように。

 法務大臣、重い判断を下しましたね。
 しかも13人いる死刑囚の過半数に及ぶ7名を同じ日に処刑するとは。

 私は死刑制度には絶対反対ですが、現行の法律が死刑を認めている以上、死刑が確定したならば、粛々と執行するのが、遵法精神というものでしょうね。

 考えてみれば、キリストは磔にされましたし、日蓮聖人は佐渡に流されました。
 新しい宗教の指導者が迫害されるのは昔から変わりませんが、オウム真理教に限っては、宗教弾圧とか言うものではありません。
 そもそも新しい宗教なんてものではなく、テロ集団です。

 しかし、今もその教えを信じている者から見れば、典型的、かつ徹底的な宗教弾圧に見えるでしょうね。

 オウム真理教の施設に小鳥を持った大量の警察官が入っていくのをテレビで見たのは、20代後半の頃でした。

 私は密かに北朝鮮が行ったテロなのかと思っていたのですが、まさかオウム真理教だったとは、と、驚きました。

 当時はオウム・シスターズが象の帽子をかぶって踊ったりだとか、麻原のお面を被って踊ったりだとか、国政選挙に出たりとか、滑稽だけど憎めない、面白い連中としか見ていませんでした。
 しかも高学歴のインテリが多いイメージでした。
 そういう受験エリートがコロッといっちゃうんですから不思議です。

 しかし、警察は知っていたのですね。
 危険なテロ集団であることを。
 地下鉄サリン事件からいくらも経たずに、オウム真理教の施設に家宅捜索に入ったのですから。

 餅は餅屋、ということでしょうか。

 今後も、宗教だかなんちゃらセミナーだかを装った奇妙は集団は現れるでしょう。
 しかし、国家転覆を目指したオウム真理教ほど大規模な集団は、もう現れないかもしれませんね。

 馬鹿げているというか、滑稽ですから。


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