ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

暑くない

2022年07月23日 | その他

 本格的な夏を迎えたようです。

 私は30代後半から、抗うつ薬の副作用もあり、一時74キロまで太ったことがあります。
 就職した時の体重が53キロでしたから、20キロ以上太った計算になります。
 その時はひどい暑がりで、体を動かすのも億劫でした。

 ところが、父が他界してから急速に食欲を失い、酒ばかり飲んでろくに食わずにいたら、一か月で6キロ減少。
 その後も体重は落ち続け、1年間で48キロにまで落ちてしまいました。
 その頃から、夏でもあまり暑さを感じなくなりました。
 体重はその後54キロまで戻り、ほぼベスト体重ですが、暑くない、という不思議な現象は続いています。
 8月でも長袖のシャツに薄手のジャケットを着ないと、寒かったらどうしようという不安をぬぐえず、そうしています。
 半袖を着ることは無くなりました。
 職場は冷房が効いていますが、自宅では、一人の時は冷房を使いません。
 同居人は更年期のせいかむやみと暑がるようになり、二人でいるときは冷房をかけますが、すると私はくしゃみが止まらなくなるため、上下厚手のスウェットを着る始末です。
 眠る時も、冷房はいりません。

 よく、老人は暑さを感じなくなると聞きます。
 もちろん私は老人というほどの年ではありませんが、痩せていく時、運動をしたのではなく、単に食わなかっただけですから、おそらく筋肉も落ちたのだろうと思います。
 痩せて、筋肉もなくなれば、暑さを感じなくなるのも道理です。
 そして、冬は恐怖を感じるほど寒がりになりました。

 しかし、それだけでは無いような気もします。
 幼いころ、小学校低学年くらいまでは、あまり暑いと思ったことがありません。
 なんでだかわかりませんが、そういう質だったのだろうと思います。

 それがぐるっとまわって元に戻ったといいますか。

 中学、高校の頃はひどいあがり症でしたが、それも年とともに感じなくなっていたのですが、最近、またもや緊張しやすくなっている気がします。
 これもまた、ぐるっと回ってもとに戻った感じです。

 こうやって、昔の自分に戻っていくのでしょうか。
 それは一種の成長なのか、退化なのか、あるいは単なる先祖返りなのか、おじさんの悩みはつきません。


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