ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

宴会、ドタキャン

2014年02月03日 | お笑い

 先ほど、母と電話で話しました。

 じつは、かねてより、2月1日(土)、千葉市内の某料亭で宴会の予定だったところ、インフルエンザのために私がドタキャンし、母が心配してくれたのです。

 いくつになっても親というのはありがたいものです。

 この宴会、奇妙な出自を持っています。

 一年ほど前でしょうか、私たちの仲人が、「じつは5年前に離婚し、現在新しい伴侶を探しており、ついては長く寺の大黒を務めたお母様なら顔が広いだろうから、良い人があれば紹介してほしいと伝えてくれ」との依頼があったのです。

 仲人60歳。
 息子二人は30を超えてそれぞれ結婚し、孫もいる身です。

 いくらなんでも条件が悪かろうと思ったのですが、一応、母にその旨伝えました。

 それから五ヶ月後くらいでしょうか、母から紹介したい人がいるとのことで、なぜか私たち夫婦も座持ちのために呼び出され、皇居近くのパレス・ホテルのラウンジで茶をしばくこととなりました。

 行ってみると、前の奥様とはおよそタイプの違う50代半ばの女性が母とともに現れました。

 前の奥様は物静かで出しゃばらず、夫に常に敬語を使うような、上品な感じ。

 で、パレス・ホテルに現れた女性は、良く言えば都会的、平たく言えば東京下町風のざっくばらんであけっぴろげな感じでした。

 元々の出が私のふる里と同じなのですから、容易に想像がつく展開ではありましたが。

 このテンポ良い小気味の良いべしゃりに北国から東京に出てきた仲人がついていけるだろうかと不安をおぼえつつ、「後は若い(?)人同士で」ということで中座したのですが、これがトントン拍子に話が進んで、夏の終わりには勝どきの料亭で、数ヵ月後には新宿は東京オペラシティ近くの料亭でご両人から接待を受け、今回そのお返しと相成り、私が司会進行及び幹事を務めるはずのところ、病をえては致し方なく、同居人に全てを託してことの推移をお任せしたという次第です。

 同居人の話と母の話を総合すると、宴はつつが無く進み、仲人は涙ぐんでいたとやら。

 昔からそうですが、人情家というか、熱い男ですねぇ。

 醒め切った私には、羨ましいくらいです。

 3月末には日本橋浜町に住まいする女性がマンションを引き払い、千葉県習志野市の仲人の一戸建てに都落ち、もとい、引越しするそうです。

 千葉県習志野市もそう田舎ではありませんし、十分東京都心通勤圏と言われてはいますが、銀座まで歩いても行ける日本橋浜町からでは、いかにも生活に不都合を感じるでしょうねぇ。

 まぁ、そこは、老いらくの恋が生むであろう人間愛の力で、乗り切ってほしいものですねぇ。

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