ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

竜が最後に帰る場所

2018年02月18日 | 文学

 今日は快晴ながら、北風が強く、ひどく寒い一日でした。
 スーパーに買い物に行った以外は、家で大人しく読書などして過ごしました。

 恒川光太郎の短編集を読みました。

 「竜が最後に帰る場所」です。

竜が最後に帰る場所 (講談社文庫)
恒川 光太郎
講談社

 5つの短編が掲載されています。

 どれもこの作者らしい、不思議で切ない物語でした。

 わけても最後の「ゴロンド」という作品には深い感銘を受けました。

 ゴロンド(考える者)という名前の竜の一生を、詩的に描いた作品で、長い年月の流れを感じさせます。

 最近、この作者の小説ばかり読んでいます。

 ド嵌まりに嵌まった感じです。

 50歳近くなって、新たな出会いがあったことを、とても嬉しく思っています。


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