今日は快晴ながら、北風が強く、ひどく寒い一日でした。
スーパーに買い物に行った以外は、家で大人しく読書などして過ごしました。
恒川光太郎の短編集を読みました。
「竜が最後に帰る場所」です。
竜が最後に帰る場所 (講談社文庫) | |
恒川 光太郎 | |
講談社 |
5つの短編が掲載されています。
どれもこの作者らしい、不思議で切ない物語でした。
わけても最後の「ゴロンド」という作品には深い感銘を受けました。
ゴロンド(考える者)という名前の竜の一生を、詩的に描いた作品で、長い年月の流れを感じさせます。
最近、この作者の小説ばかり読んでいます。
ド嵌まりに嵌まった感じです。
50歳近くなって、新たな出会いがあったことを、とても嬉しく思っています。