ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

みじか夜

2015年05月29日 | 文学

 今日は少し涼しいようです。
 これなら職場に冷房は入らないでしょう。

 じつはこの2~3日、冷房が効いて難儀しています。
 冷房が入っていると、くしゃみが止まらなくなり、たまらず常備している鼻炎カプセルを飲むのですが、今度は眠くてたまらなくなるのです。
 冷房していないときは、長袖のシャツだけで勤務していますが、冷房が入るとジャケットを羽織らずにはいられません。

 しかし世の中には暑がりの人も多く、冷房を入れても半袖で平気な人も少なくありません。 

 うまくいかないものですねぇ。

 東日本大震災直後の夏は節電とかでほとんど冷房が入らず、しかもその時、私は今より体重が20キロ以上重かったので、ひどい暑がりでした。

 あの夏は難儀しました。 

 すぐに冷房を入れてくれるようになると、今度は激ヤセして寒がりになっているとは皮肉なものです。 

 わが国の建築は、概ね夏を快適に過ごせるように作られていますね。
 それだけ高温多湿のわが国の夏が過酷だということでしょうが、今はエアコンが普及して、建物に入れば寒いくらいです。

 私も真夏、家ではずうっと冷房をかけています。
 夜も一晩中。

 思えば子供の頃は自室にエアコンがなくて、寝苦しい夜を過ごしました。

   短夜(みじかよ)や おもひがけなき 夢の告 

 与謝蕪村の夏の句です。

 どんな夢を見たのでしょうね。
 良い驚きだったら良いのですが。

 私はうつ状態に苦しんでいたころ、よく悪夢を見ました。
 毛虫やミミズで一杯のプールで溺れたり、蛇に絡みつかれたりする極めてグロテスクな夢です。
 金縛りのような状態で大きな声でうなされ、よく同居人に起こされたものです。

 ために眠るのが怖くなってしまいました。

 うつ状態では不眠に陥る人が多いですが、過眠になる人もおり、私は過眠でした。
 酷い時には1日に20時間以上眠っていましたっけ。
 脳が休息を求めていたのでしょうが、悪夢ばかりであまり休まりませんでした。

 それも今は昔で、すっかり治まりました。

 真夏の夢を楽しみたいものです。

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