岩手県議会の議員が、自殺とみられる不審死を遂げたそうですね。
この議員、病院で会計する際、番号で呼ばれたことに激昂し、「ここは刑務所か」などと暴言を吐き、挙句支払いをせずに帰ってしまったそうで、それを自慢げに自身のブログに書き込んだところ、非難中傷のコメントが殺到。
ブログは炎上し、その後不審死にいたったのだとか。
解せません。
今時番号で呼ばれるなんて、ごく普通のこと。
銀行や郵便局などでも整理券みたいなものを発行して、番号で呼ぶのが一般的です。
そんなことで一々腹を立てていたら、生きていくことは困難でしょうに。
それに支払わずに帰ったとは、無銭飲食みたいなもので、犯罪ではありませんか。
最近診療費をすっぱかす患者が増えているやに聞き及びます。
金が無いとか、治らなかったから、とか屁理屈はこねているようですが、結局のところ債務不履行という犯罪でしかありますまい。
特に国公立の病院ではそういったモンスター・ペイシェントが多く、警備員に警察OBを雇ったり、いくら督促しても払わない場合、患者に予告したうえで債権管理会社に債権を譲渡したりしているようですが、焼け石に水で、東大病院などの大きな総合病院は巨額の不良債権を抱え、毎年改善するよう会計検査院から指摘されているようです。
例えば救急で搬送されてきた場合、その患者に支払い能力があるかどうかの確認よりも、治療を優先せざるを得ません。
後になって払えない、ということもあるでしょう。
しかし最近は、払えるのに払わない、悪質な患者が増えているようです。
本当か嘘かは知りませんが、私立の総合病院は、モンスター・ペイシェントだとみるや、東大病院には良い先生がいますよ、などと言って患者が東大病院に行くよう仕向けるのだという噂を聞いたことがあります。
笑えない噂ですねぇ。
しかし県議会議員の場合、支払い能力が無いとは考えにくく、本当の意味でのモンスター・ペイシェントだったのでしょうねぇ。
怒鳴りつけられた病院職員がお気の毒です。
で、件の議員、なんでそんなおのれの恥ずべき行為をブログにアップしちゃったんでしょうね。
まさか多くの人が病院が悪い、と拍手喝采のコメントを寄せるとでも思ったのでしょうか。
恐るべき世間知のなさ。
コメントで責められたら自殺するという短絡的な行動も子供っぽいとしか言いようがありません。
何も死ななくてもねぇ。
もう10年以上前から、常軌を逸したクレーマーが幅を利かせていることがわが国社会で問題になっています。
学校においても、モンスター・ペアレンツなる変な親がいるそうですね。
給食の際、「いただきます」と言わせていることに腹を立てた親が学校に猛抗議したんだとか。
その親の言い分では、給食費を払っているので、無料でもらっているわけではなく、「いただきます」とは失礼だ、ということです。
食前の「いただきます」という日本語の意味を理解していないおバカさんですねぇ。
そんなのまでまともに相手をしなければならないとは、教師というのも因果な商売です。
そんなクレーマーがあらゆる業界で暗躍しているのだから嫌になります。
解決は本当は容易なはず。
他人や他業種の人を尊重すれば良いだけ。
しかしそれを権利意識だけに凝り固まったクレーマーに理解させるのは難しいでしょうねぇ。
子どもの頃から基本的な道徳律を、特に家庭で教え込まなければなりません。
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