最近、トランプ米国大統領が、北朝鮮に対し、軍事行動を起こすのではないかという憶測が広がっています。
これは怖ろしいことです。
わが国及び韓国は北朝鮮のミサイルが届く距離。
ドンパチが始まったら、間違いなく被害を被るでしょう。
北朝鮮が異常な国であることは確かですし、あの体制が続くことは北朝鮮の国民にとって幸せなことではないでしょう。
経済制裁を続けても、平気な顔をしていますし。
しかしだからと言って軍事行動に出るというのは穏やかではありません。
戦後守られてきた平和が、他国から侵略を受けたわけでもなく、同盟国の軍事行動で壊されるというのはいやぁな気分です。
そしておそらく、北朝鮮がわが国にミサイルを打ち込めば、わが国の世論は沸騰し、報復を求めるでしょう。
そうなるのが一番怖ろしい事態です。
トランプ大統領に自制を促す高官は米国にはいないのでしょうか。
心配です。
政府が、過労死防止のための施策として、繁忙期の残業時間を100時間以内に設定する方向であることに、批判が集まっています。
100時間は確かに長いような気がします。
サラリーマンのなかには、恒常的に100時間を超えて残業をしている人が結構存在していることは知っています。
しかもサービス残業だったりします。
100時間を厳密に守れば、今よりも楽になる人がいることは確かでしょうが、逆に、100時間までならいいんだと思って、毎月100時間の残業を求められる可能性は否定できません。
週休2日だと、月に約20日働く勘定で、毎日5時間の残業になります。
5時間だと、17時が終業時刻の場合、22時まで。
18時が終業時刻の場合、23時まで。
ごくたまに、どうしても仕事が終わらないときにこの程度の残業をすることはありうるでしょう。
しかし一か月間毎日となると、しんどいでしょうねぇ。
私も若いころ、月100時間を超える残業を、しかもサービスで行っていたことがあるのは確かです。
しかし35歳でうつ病と診断されて以来12年、ほとんど残業はしていません。
ていうか、体力的にとてもできないのです。
無理をすれば、翌日起き上がれません。
残業をして、翌日休んだのでは、本末転倒というもの。
まして、100時間は過労死のボーダーラインと言われています。
政府は100時間の残業を推奨するものではなく、繁忙期の万やむを得ざる場合のみ、例外的に100時間を認めるものであって、残業時間のみならず、メンタルヘルスなど、総合的に過労死を防止するのだ、と強弁しています。
しかし、わが国社会は残業を良しとする風潮が抜けがたく存在しています。
遅くまで頑張るやつは偉い、みたいな。
勤務時間は決まっているのだから、おしりに合せて時間内に終わるようにスケジュールを立てるのが当たり前で、それを心がければ、概ね定時で帰れます。
逆に、どうせ残業するからいいや、みたいな考えだと、効率が落ち、必ず残業することになります。
特デスクワーク中心の労働者の場合、ある程度仕事を任されているので、その人の意識しだいでずいぶん変わってきます。
工場労働などの場合は、私には分かりませんが。
規制も大切だと思いますが、長時間労働を美徳とするような感覚を逆転させ、時間内に効率よく仕事を終わらせることこそが素晴らしいと、あらゆる職場の、あらゆる労働者、管理者が同じ意識を持つようにすることが求められていると感じます。
今日は東京大空襲があった日ですね。
私の義理の祖母、つまり同居人の母の母親が東京大空襲で亡くなっています。
ために義理の母は姉と一緒に祖母を母代りとして育てられたそうです。
義理の伯母、つまり義母の姉は、今も東京大空襲の慰霊祭に欠かさず出席しています。
当時本所に住んでいた義母、その時の印象が強烈なせいか、どんな田舎に住んでも構わないが、東京の下町にだけは住みたくない、と言っています。
よほど辛かったのでしょうねぇ。
私の実母は命は助かったものの、長崎で被爆しています。
東京大空襲にあった義母と原爆の被害にあった実母。
私にとっては生まれる前のはるかな過去である惨劇が、この世代以上の人にとっては、まさに生々しい実体験としてあるのでしょうねぇ。
朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争などなど、間断なく戦争を続けてきた米国などとと違い、わが国は戦後、戦火に見舞われることはありませんでした。
それは奇跡的な僥倖と言ってもよいでしょう。
それはいくつもの偶然が重なった結果であって、決して紙に「国権の発動たる戦争を禁じる」と書いたからではありますまい。
紙に書いたことなど、苛烈な現実を前にすれば、簡単に吹っ飛んでしまいます。
ごく単純に言えば、国防安保に関しては、米国に、下駄の雪のようにどこまでもついていくという政策が奏功したものと思われます。
普通に考えれば、国内に外国の軍隊が何十年も駐留し、わが国の安保政策の基本にあったとは、屈辱的ともいうべき事態ですが、結果的にはわが国に平和をもたらしたわけで、そんなものは奴隷の平和だと言ってしまえばそれまでですが、殺し合いをやるよりはずいぶんマシなのではないでしょうか。
それに、わが国に存在する外国の軍隊、いざとなったら人質にとれるかもしれませんし。
もっともそんな状態になったら、第二次太平洋戦争の勃発は必至ですから、そんなことは出来ようはずもありませんが。
でも思考の遊びと思えば、それもまた面白いように思います。
わが国が軍事的な面でも真なる独立を果たしつつ、しかもなお、平和を維持できる日を夢想せざるを得ません。
昨夜、NHKの番組で、オルト・ライトなる言葉を知りました。
平たく言えば、米国による白人至上主義運動のようです。
その昔はKKK(クー・クラックス・クラン)とかいう不気味な団体がいましたね。
なんだか時代錯誤のような感じがしますが、ご当人たちはいたって真面目。
リーダーのスペンサーなる人物、おのれが人種差別主義者であることを公言して憚りません。
黒人大統領だったオバマから、白人で、なんとなく人種差別的な匂いがするトランプに代わってから、にわかに勢いづいたようです。
おバカさんですねぇ。
そんなこと今どき主張したって、虚しいかぎりでしょうに。
本音はともかく、建て前というものがあり、現代の建て前は人種差別は許されない、というものです。
陸上短距離やバスケットボールは黒人が強いとか、体操なんかは日本人や中国人が強いなどの、人種的特徴はあるんでしょう。
しかしそのことと、差別ということは、決して一致することはありません。
ヒスパニックでしょうか、「マイノリティの権利をどう考えているのか」と問われ、くだんのスペンサー、「マイノリティに生まれるのは大変だ。だから自分はマイノリティにはなりたくない」と、皮肉たっぷりに答えていました。
戦時中、日系米国人は収容所送りになりました。
しかし米国の優れたところは、その後40数年も経ってから、日系米国人収容は誤りであったと認め、謝罪したことです。
そういう懐が深いところが米国の魅力であったはずなのに。
スペンサーとかいう人、有色人種は国へ帰れ、みたいなことを言っていましたが、当の白人だって、何世代か前にヨーロッパ等からアメリカ大陸に移民してきた侵略者の末裔ではないですか。
米大陸の本来の居住者は、かつてインディアンと呼ばれ、最近ではネイティブ・アメリカンと呼ばれる人々です。
もともと有色人種の土地です。
白人こそ、先祖の国にお帰りになったら如何でしょうか。
広島の被爆者を父母に持つ「被爆2世」の男女22人が17日、「放射線被害の遺伝の危険性があるのに被爆者援護法の対象外にされているのは不当」として、国に1人10万円の慰謝料を求め、広島地裁に提訴したそうです。
被爆2世による訴訟は初めてだとか。
長崎で被爆した親を持つ被爆2世25人も20日、同様の訴訟を長崎地裁に起こす予定だそうです。
うーん、複雑な心境ですねぇ。
私自身、母親が長崎で被爆した被爆2世なので。
今のところ、被爆2世への遺伝的な影響は証明されていないそうですし、がんになりやすいという話は聞いたことがありますが、がん患者はわが国にあまたおり、被爆2世であることとの因果関係を証明するのは事実上不可能なのではないかという気がします。
ベトナム戦争で米軍が使用した枯葉剤というのは、明らかに遺伝的影響があるそうですが、原爆の場合、差別を受けた精神的打撃とかいうのなら分かりますが、健康上のリスクが高いという話は寡聞にして知りません。
誤解を恐れずに言えば、原爆被害者は戦争犠牲者のなかで特別扱いを受けているような気がします。
被爆から何十年経っても、被爆者健康手帳というのが交付されて、様々な恩恵を受けていますし、亡くなれば、広島・長崎それぞれの平和公園にその名が奉納されます。
通常爆弾で死ぬのも、原爆で死ぬのも、もっと言えば戦中・戦後の混乱で体調を崩して死ぬのも、同じ戦争の被害者だと思うのですが。
そういう意味で、被爆すらしていない被爆2世が被害者面して騒ぎ立てるのは、同じ被爆2世としては納得がいきません。
金正男氏が殺害された、との一報が飛び込んできました。
言わずと知れた、北朝鮮の三代目の異母兄です。
一時は正男氏が後継者と目されていた時期もあったそうですが、二代目に嫌われたのか、異母弟の金正恩にその座をかっさらわれました。
その後正男氏は世襲批判などを行い、異母弟から嫌われていたようです。
そして、おそらくは、北朝鮮のエージェントによる暗殺でしょう、殺されてしまいました。
まこと、北朝鮮という国は怖ろしいですねぇ。
なんで反革命の革命が起きないのか、不思議なくらいです。
それを思うと、現代の日本に生まれて本当に良かったと思います。
高度経済成長やバブルの時期から比べれば、給料は上がらないし、非正規雇用やワーキング・プア、さらには少子高齢化と問題は山積ですが、少なくとも食うことにさえ困る人はわずかで、何より言論の自由や民主主義が根付いているのは結構なことだと思います。
この平和でぬるま湯のような社会が、未来永劫続いてほしいと願ってやみません。
しかし、いったん事あらば、時代の空気は一変するでしょう。
大正デモクラシーを謳歌した日本人がそのわずか十数年後には、軍国主義への道を突き進んだのですから。
私たちにできることは、冷静であること。
冷静に、投票行動などで政治に参加すること。
かつてナチは、少なくとも表面的には民主的手法に依って政権に就き、合法的な手続きによって、全権委任法を可決させ、独裁国家を作り上げました。
世界一民主的と当時言われたワイマール憲法下で、概ね民主的に独裁国家を成立させ、ついには世界を戦火に巻き込み、滅亡していったという事実を、肝に銘じる必要があるでしょう。
かつてチャーチルは、民主主義は最悪の政治体制だ、ただし、他のあらゆる政治体制を除いて、と、皮肉な物言いで民主主義を肯定しました。
民主主義というもの、民主主義だからこそ、民主的な方法で民主主義を否定することが出来るということで、それは本当に怖ろしいことですなぁ。
トランプちゃん、米国を再び偉大な国にすると息巻いて、大統領令を乱発していますね。
ついには、中東やアフリカなどの7か国からの入国を拒否するという専横ぶりを見せくれています。
当該国のなかには米国からの入国を拒否するなどの報復措置を取る国もあり、欧州なのでは人種差別をやめろというデモが沸き起こり、米国内でも反発の声が少なくありません。
これが偉大な国、なのでしょうか。
不思議です。
釜山の日本総領事館前に慰安婦像が設置されたことを受けて、わが国政府は、
①駐韓日本大使と釜山の総領事の一時帰国、
②在釜山総領事館職員による釜山市関連行事への参加見合わせ、
③日韓通貨交換(スワップ)の取り決めの協議の中断、
④日韓ハイレベル経済協議の延期、
の措置を取ることを決め、韓国政府に通告しました。
これはなかなか強い措置です。
韓国国民の反発は必至でしょう。
しかし、日韓両政府は、米国の仲立ちのもと、慰安婦問題は不可逆的に解決した、と共同で声明を出したところです。
しかしかの国は、大使館前の慰安婦像を撤去しないばかりか、新たに総領事館前にも慰安婦像を設置してしまいました。
韓国政府は、地方にお任せの立場で、日韓合意を誠実に履行する素振りすら見せません。
さすがに寛容なわが国政府も、堪忍袋の緒が切れたのでしょうね。
日本国民としては、今回の日本政府の措置を支持するほかありません。
正直、嫌な話です。
慰安婦の話は、強制連行などの、いわゆる吉田証言なるものが1980年代に発表され、にわかに国際問題になったもので、後の検証で吉田証言は虚偽であったことが判明しています。
吉田本人も、「本に真実を書いても何の利益もない」などと主張し、創作した事を認めています。
そもそも戦後40年も経って、突如として国際問題になるのも奇妙ですが、吉田なる人物の嘘の話が独り歩きしたのも不思議です。
その後何人もの老婆が現れ、吉田証言を裏付けるような主張をして、まるで吉田証言が真実であるかのごとくに扱われるようになりました。
本来であれば、わが国政府はこの時点で事実を徹底的に究明すべきでした。
しかし、日本国政府は不思議な行動に出ます。
つまり、当時の宮沢首相による謝罪から、河野談話にいたる、いわゆる土下座外交です。
当時の政府高官は、後に、謝罪すれば韓国世論は収まり、事態は収束するだろうと思ったと、不誠実極まりないことを回想していました。
虚偽の事実をもとに謝罪するとは、いかにも不思議だし、外交上許されざる失策です。
謝罪してしまえば、国際社会はをそれを真実だと思うでしょう。
さんざん日本軍の悪口を書き立てた朝日新聞も、1997年にいたって、ようやく、「吉田証言の真偽は確認できない」との記事を掲載しました。
控えめな書きぶりながら、吉田証言が真実とは認められない、ということですから、朝日新聞はもっと大々的に誤報であったことを強調すべきだったと思います。
吉田なる嘘つきの話が元で、今日にいたるもこの問題は尾を引き、日韓が合意した後までも今回のような事案を惹起せしめています。
嘘なのか真なのかの検証を怠り、謝りゃいいんだろ、みたいな、逆切れ気味に嘘の謝罪をした日本国政府の責任は極めて重大で、日本国民としては真にお恥ずかしいかぎりです。
もちろん、太平洋戦争下において、公娼としての慰安婦が存在したことは紛れもない事実です。
そこには朝鮮人の女性も、台湾の女性も、日本女性も、大勢が働いていたことでしょう。
金目当てか、女衒に騙されたのかは不明ですが、少なくとも官憲が無理やり強制連行したという証拠は、今に至るも出てきません。
これは重い事実です。
もし、慰安所を設置したこと自体が罪であるというなら、世界に罪のない国など存在しないことになるでしょう。
現在、わが国には公娼というのは存在しませんが、売春宿でしかないソープランドというものが堂々と営業しています。
これを特殊浴場などと呼んで誤魔化しているのは、ちゃんちゃらおかしいというものです。
売春婦は人類最古の職業と言われるほど、古今東西、どこにでも存在し続けていますし、今後も人間が人間であるかぎり存在し続けるでしょう。
これが冷厳な事実です。
それを無くそうというのは立派な考えだとは思いますが、それは不可能なことです。
それはさておき、国と国とが、これで手打ちとばかりに合意したわけですから、今後はこの問題を蒸し返す側に一方的に非があると思います。
この際、大使の一時帰国などと言わず、召還と言ってしまえば良いのです。
もはや、わが国は毅然たる態度をとり続けるしか、選択肢はありますまい。
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安倍総理、ハワイで真珠湾攻撃の被害者らに鎮魂を捧げたとのことで、まことに結構なことだと思います。
これはおそらく、オバマ大統領が広島を訪問したことへの返礼という意味があるのでしょうし、中露などに、日米関係の強固さを見せつける意味もあるのでしょう。
歴史に学ぶ、ということでしょうか。
しかし私は、歴史に学ぶとか、事件や事故を風化させない、という言説は、いい加減なものだと思っています。
我々が歴史から学ぶことは、人間は決して歴史から学ばないということだ、と喝破したのは、ヘーゲルでしたか?
人間は何度も何度も殺し合いを繰り返し、今もシリアや南スーダンなどで殺し合いは続いています。
人類が歴史に学ぶ生き物であれば、あり得ない事態です。
軍事大国同士のガチンコ対決は絶えて久しいですが、それだって、些細なきっかけで起こるものだろうと思っています。
戦争や自然災害などの悲惨な事態を、忘れない、風化させない、という言葉は虚しく響きます。
それらは歴史として残りこそすれ、そのことがあったからと言って、それらを未然に防いだりする強い動機づけにはならないでしょう。
人は忘れる生き物。
そして、未来に向かって、今現在にしか生きられないものです。
今この瞬間、首都直下型の大地震が起きても、東日本大震災や、まして関東大震災の教訓を生かせるとは思えません。
当然、太平洋戦争が悲惨だったとか、さらには応仁の乱が凄惨だったからとかいう理由で、戦を回避することは不可能でしょうね。
戦を回避できるのは、要するに戦をすると大損をする、ということを敵対する国同士が双方とも肝に銘じている場合だけでしょう。
これが核による平和の本質です。
逆に戦を誘発するのは、戦わなければ大損する、さらには国が衰退する、と一方の国あるいは双方の国が考えた場合。
要するに、損得勘定でしかありえず、正義だの悪だのという話は関係ありません。
どっちにしろ勝ってしまえば、自ずと勝った側が正義になるのですから、勝利を信じて、また利益を得られることを期待して、戦う他なくなります。
絶望的な考え方かもしれませんが、おそらくこれが戦をめぐる人間の真実なのだろうと思います。
出来ることは、平和を維持することが最も大きな利益を得る手段なのだということを頭に叩き込み、敵対する相手がいたなら押したり引いたりしながら、面倒な交渉を続けるしかありません。
最も愚かなのは、戦争反対を唱えてデモ行進するなど、思考停止に陥ることだろうと思います。
戦争反対の運動は、一夜にしてイケイケドンドンの運動に変貌するでしょう。
どちらも流行りを追う大衆運動に過ぎないからです。
戦争反対の運動は、戦時中の、ある一戦の勝利を祝う提灯行列と、本質的には同じようなものでしょうから。
そういう運動は、気楽だし楽しいでしょうが、困難な交渉を粘り強く続ける努力なくして、平和の維持はあり得ないでしょう。
ベルリンの市場にトラックが突っ込んで多くの死傷者を出したり、トルコの警察官が駐トルコロシア大使を射殺したり、おそらくテロと思われる奇妙な事件が立て続けに起こりました。
まったく世の中は、いやぁな出来事であふれていますね。
私には何も出来ません。
ただいやぁな気持ちになるだけです。
今夜は職場の忘年会。
忘れられない事件が起きてしまって、忘年どころではありませんねぇ。
次期韓国大統領の有力候補、文在寅氏、慰安婦をめぐる日韓合意について、日本の法的責任と謝罪を明確にするため、新たな協議が必要だ、と主張しているそうですね。
これを韓国ネットユーザーは歓迎しているとか。
不可逆的に解決したはずなんですがねぇ。
まぁ、日本としては、またか、と思うだけ。
ただし、あの日韓合意は、事実上、米国が仲立ちしたものです。
米国は怒るでしょうねぇ。
でも、政権が替わるごとに、前の政権が行った国際的な約束を破棄するのは韓国の常套手段で、わが国がそれに苦しめられてきたことが国際社会で明らかになるから、騒いでもらったほうが面白いかもしれません。
もちろん、わが国政府は不可逆的に解決したことをもって、完全無視すればよいだけです。
それにしても、韓国という国、不思議ですなぁ。
今日はわが国が米英との戦いに突入した日ですね。
今年はオバマ大統領が広島を訪問し、近々安倍総理がその返礼であるかのごとく真珠湾を訪れるそうです。
大変結構なことです。
安倍総理の真珠湾訪問はトランプ氏に、日米同盟の重要さを知らしめる意味合いもあるでしょうし、中国やロシアに日米は恩讐を超えて固く結びついていることを印象付ける意味もあるのでしょう。
外交は大変ですねぇ。
今後トランプ氏が大統領に就任すれば、米軍の経費負担をよりいっそう求めてくるのでしょう。
まさか米軍を撤退させるほどおバカさんではないと思いますが、油断は禁物。
米軍が撤退すれば、必然的に、わが国は自主防衛のために軍事力を増強し、核兵器を保有し、しかもその一部を米国に向けなければならなくなるでしょう。
悪夢のシナリオです。
わが国にとっても、米国にとっても、何一つ良いことはありません。
トランプ次期大統領には、冷静で賢明な判断を求めたいところです。
米国大統領選挙、驚愕の結果でしたねぇ。
まさかのトランプちゃん当選。
メキシコとの間に壁をつくるだの、日韓の核武装を認めるだの、物騒なことをほざいていやがりましたから、ヒラリーちゃんの当選間違いなしと思っていたのですが。
実際に大統領の職に就けば、そんな現実離れした政策は打てないものと思われます。
しかしその時、現実離れした政策を信じて投票した人々はどう思うでしょうか?
まぁ、お手並み拝見としか言い様がありません。
どうなりますことやら。
私が就職した平成4年度において、職場で40歳以上の独身者はほとんどいませんでした。
それが今では、佃煮にするほどあふれかえっています。
晩婚化、未婚化という言葉が現実であることを実感します。
結婚するしないは個人的な問題でしょうが、これだけ増えると社会問題でしょうね。
単に労働力が減るというだけでなく、わが国社会が家族を単位として様々な制度を整えているわけですから、おひとり様が増えれば、社会制度からあぶれる人があふれかえることになり、社会制度を家族を単位としたものから個人を単位としたものに切り替えていかざるを得ないでしょう。
これはけっこう大変な問題です。
わが国は未知の領域に足を踏み入れざるを得なくなったということでしょう。
現時点では、どういう社会を目指すべきか、私には分かりません。
しかしはっきりしていることは、生涯未婚率が30年前の水準に戻ることはないであろうことです。
独りで生きるのは気楽で楽しいですし、昔のように世話焼きおばさんが強引にお見合いを設定して、なんとなく結婚する、ということがほとんどなくなりました。
今は恋愛して結婚するというのが普通です。
しかし、恋愛というのはかなり面倒くさくてエネルギーの要ることです。
これを避けて生きていきたいと思う人があまたいるであろうことは容易に想像がつきます。
バブル崩壊後20年、経済面の問題のみならず、情報革命や、少子高齢化や、未婚化などの社会問題が噴出した感があります。
わが国社会、そして世界がどこへ向かうのか、見極めてから死にたいものです。