ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

やっと!やっと!!3時間走

2019-02-25 09:55:17 | ランニング

 もう、3時間走やらずに本番突入するか?

 台本書き、真っ最中でとてもじゃないが、3時間も走るなんて、無理だぜぇ。なぁんてのは、言い訳だってこたぁ、重々承知さ。理由を探れば、たたの怠け心。辛いんだよなぁ、3時間、27-28キロ。朝9時にスタートすれば12時ゴール、正午から走れば3時終了、って当たり前だろ。週に3日、10キロ走ってるから、それでなんとかなるんじゃないか。甘ぁぁぁい誘惑。傾斜つけてのランも入れてるし。

 いや、ダメだ。やっぱり怖い。シーズン始めがフルマラソンてのが間違いなんだぜ。10キロとかハーフとかで慣らしてからフルだろ、正しきランニングスケジュールは。そこが雪国ランナーの辛さ。ここらじゃ4月過ぎなきゃ大会なんて開かれんのさ。しかも、春から初夏となればせいぜいがハーフ。前半にフル走るとなると、遠征しかない。ぎりぎり体が整う3月を狙うとなって、3月17日板橋シティーマラソン、エントリーってことになった。今さら文句は言うな。泣き言並べるな。

 先週中に3時間走、走るぞ!って宣言もしつちまったし、地元のランニング仲間からは励ましのような圧力のようなフェースブックコメントも届くし、ええいっ、ここは決断じゃ、走る。天気も良いようだし。ここを逃せば、きっとズルズルだ。

 板橋シティーマラソンは平坦コースのようなので、坂道は入れずに置賜盆地のまっ平地域をぐるりと回ることにした。主に川西町ね。吉島から高山、大塚回って小松界隈をぐにゃぐにゃ走って戻る、ほぼ完全な平坦コースだ。これなら、楽勝、とはいかぬまでも、なんとかたどり着けるだろう。昨年秋の長井マラソンの痛い経験を生かして、ペースは6分50秒前後、途中ストレッチ休憩は、早めから規則的に取る、こう決めてスタート。

 なんか時間がもったいないって世知辛い根性働いて、ウォームアップなしでスタート。ダメだよな、こういうことしてなんとかなる歳じゃないだろ。トレーニングだって不足なんだし。案の定、足の付け根が重い。まるで鎧装着してるみたい。ペースも当然上がらない。まっ、いいさ、走り始めちまったんだ、ゆっくり体慣らしながら走ろう。

 5キロを過ぎて、ようやく体の方も、あっ、マラソンなんだ、って理解したようで、関節なんかも滑らかに動き始めた。ペースも時折6分半まで上がる、が、いかんいかん、調子に乗ると、後でひどい目に合うぞ、と、あくまで厳重警戒。それにしても、スピードは出なくなったよなぁ。この6分半でも、なんかもう限度間近って感じだもの。こりゃ、ハーフだって2時間切りなんて目標は、さっさと下ろす必要があるだうな。これ以上ハードにトレーニングする気がないんだから。

 10キロ。あらら、ペース落ちて来た。おっと、7分/キロになってるぜ。ここで7キロはまずいだろ。まだ半分も走っちゃいないんだ。せめて目標27キロの折り返し、14キロまでは、休憩や歩くのはなし。頑張る。って、ここらで頑張れって言ってるてのが走力低下の証拠だな。

 なんとか、小松のローソンまでたどり着き、ジュースで水分と糖分の補給。よし、あと半分だ。おお、足取り軽くなった。凄いねぇ、給水効果。ピッチも早くなり、ペースも上がる。と喜んだのも2キロ程度、ありゃりゃ、またまた落ちて来た。うーん、辛いぞ。次の休憩は20キロ。そこでずっと背負ってきた菓子パンを食べる、ほれ、楽しみだろ、って子ども騙しの甘言を囁きつつ、うーん、なんとか、なんとか。

 中郡の交流館アイパル(旧川西二中)の入り口。ちらっと、アイパルの前庭まで行って休憩するか、なんてひらめきは瞬時に却下。道端でガードレールに持たれながらの給食休憩&ストレッチ。この間時計は止めて、ものの数分かな?ゆっくり休みを取れない性格てのも問題なんだなぁ。

 さて、残りは7キロ1時間弱、なんとか行けそうな予感。パン食ったしね。15キロのジュースで生き返ったんだもの、ジャムクリームパンなら、元気百万倍だろ。と、走り始めて、ううっ?重いぞ。足前に出ないぞ。おいおい、まだハーフにも達してないんだぜ、ここでこの出力減衰かよ。気持ちを入れ直して、しっかり腕を振り足を前に出す。おおーっ、ヤバヤバ、左足ふくらはぎ、痙攣の一歩手前の兆候。ここで無理したから、長井で苦痛のどん底を呻き苦しんだんだ、ここは止まってストレッチ。よしっ、なんとか治った気が・・・・・

 どうする?どうする?歩くか?止まるか?ストレッチか?来る時は一気に来るからなぁ。こんなところで足攣ってリタイヤなんて、そりゃヤバすぎる。着地の仕方、足の運び、いろいろ試して、どうやったらこの疲労から逃れられるかを必死で模索。そうか、足で走らず、体幹で走ると少し楽になる。なるほどねぇ、最近のスポーツ界じゃ究極のキーワードになってる、その理由はこれか。腕を振って、腰で足を前に出す。

 5キロごとにストレッチ休憩、最初の計画をなんとか守り通して、25キロ、橋の上でストップ。欄干にへばりついてストレッチ。横を若いランナーが抜いていく。いいさ、いいさ、こっちは25キロも走ってんだからね、って、そんなの慰みにもならん。なんか、足の筋肉、ズタズタになってる感じだが、残りは3キロ。ペースは7分半に落ちたが、止まることなくゴール。

 なんか、本番のフル走り終えたダメージだ。でも、間違いなく、正味3時間、走った。そこは褒めてやろう。

 ペースの表示は消えちまってるが、7分5秒ほど。いやぁ、走っておいてよかった。こんなに力落ちてるなんて思わなかった。自分の力不足を思い知ったことが何よりの成果だ。どこらで危険域に入るかもわかった。あとは、この苦闘をどう生かすかだ。

 と、反省はしてみるものの、たとえ、フルの3/5とは言え、走り切った満足感は大きい。ご褒美もしっかり与えて、さっ、また明日からトレー忍苦?じゃぁぁぁ。

コメント
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