ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

劇団が照明器具持ったっていいじゃないか!

2019-02-14 09:05:59 | 菜の花座

 高畠町少年少女合唱団『泣いた赤おに』、菜の花座のお手伝い効果ありだったなぁ。装置とか衣装とか観客の評判も良かったし、何より出演者にとても喜んでもらえた。実は、陰の活躍者がいたんだぜ。それは、お貸ししたバウンダリーマイク、舞台前の足元に置いて、音拾うやつな。あれ、絶大の効果発揮したんだ。セリフだとどうしても声量不足だからね、子どもたち。舞台の奥での会話なんか、とても客席まで届かない。これが、足元マイクのお陰で、客席全体に通った。合唱でも、ソロとか、聞こえにくい低音パートなんか、これでけっこう救われていた。だから、一番の功労賞は、このマイクだったかも知れない。

 このマイク、一昨年、菜の花座で購入したものだ。用途は、ミュージカルと出前講座用。公民館なんかで行われるコントの出前なんか、聞き手もお年寄りで耳遠かったするんで、どうしてもマイクが必要。まさか、ハンドマイク片手に芝居はできないだろ。で、思い切って3本買った。劇団がこんな舞台備品持つ必要あるのか?って疑問や不安もあったが、届いて以降、今回の舞台も含め様々なシーンで活躍している。

 ってことは、ホールに備え付けられていないなら、劇団で持ったっていいんじゃないか?ってことに気付いた。そうか、使いたいなら、我慢せず買っちまえばいいんだよ。劇団所有でちっともおかしくない。ただし、手の届く範囲ならね。舞台器具って専門的で高いからなぁ。

 今回、高畠町文化ホールで裏方手伝ってて、いいもの見つけた。LEDライトだ。灯体一つに赤、青、緑が標準装備、これを混ぜ打合わせるといろんな色が作れる。今回のステージでは、このライトを反響板に当ててとても良い効果出していた。ああ、いいねぇ、1灯体で次々色が変わるって演劇でも大いに使える、て、言うか、プラザに来るプロ劇団なんかじゃ必ず使う必須アイテムになってる。これ欲しい!歌やダンスのシーンなんかとても映えると思うぜ。

 で、おいくらぐらい?ホールのスタッフさんに聞いたら、よくわからないけど高いんじゃないの、って話し。そうか、本当にそうなのか?なんか、けっこうお手軽な作りのように思えるけど。って、ことで、早速、音響・照明器具直販サイトで調べてみた。あった、あった、価格はピンキリ、安いのは3000円程度から10数万のものまでいろいろとあるじゃないか。なるほど、カラオケルームとかスナックなんかの重要があるからなんだな。そうか、そうか。こりゃ手が届きそうだぜ。ただ、舞台でサスに吊って使える光量のものというと、ここらかな。

 AMERICAN DJ ( アメリカンディージェイ ) / 12P HEX。

 12WのLED電球が12個付いている。デモビデオを見る限り、舞台上でも十分使えそうだ。色が変えられるばかりじゃない。オートでチェンジも可能。手を打った音で色変えもできる。ストロボ風にも使える。おう、盛沢山の機能じゃないか、こりゃ使えるぜ。しかも、価格は21800円(税別)!4灯買っても、10万円以下ってことだ。これなら貧乏菜の花座でも買える。電源も100Wだから、ホールばかりか公民館とかでも使える。これはいい。これは欲しい。うーん、ただ、団員が認めてくれるかどうかだな。

 ただ、次回の作品は、中世もの。舞台装置には竹藪を使って幽玄な雰囲気を醸したいって思ってる。この明かり当てると引き立つようなぁ。踊りとかダンスとか語りとか、ぐっと引き立つ。安い買い物、ってわけじゃないが、若干でもゆとりのあるうちに、備えちまうってことも意味あるんじゃないか。プラザで頑張る他の団体、子ども演劇教室とか、踊りや合唱の発表会で使ってもらったって一向に構わない。本当は、プラザで揃えて欲しい備品だが、読み込み不良のCDプレーヤーだって買い替えできない経営状態じゃ待ってても無理。だったら、・・・・、ってことだぜ。

 音響・照明器具通販サイト見てると、その他にもあればいいなぁ、あってもいいなぁ、って器具が次々と目につく。価格もずいぶんお安くなっている。小さなライブとか個人とか、使い手が広がってるってことなんだろう。もちろん、技術の進歩もある。これは、劇団もホールにおんぶにだっこの時代じゃなくなってるってことだぜ。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする