ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

歌稽古、順調!『ガード下★魔女は踊る』

2018-11-18 09:56:43 | 菜の花座

 菜の花座の稽古、7時からってことになってる。でも、熱心なシニアたちは6時半から集まって自主練だ。その意欲、大したもんだ。いつもぐずぐず、開始時刻を過ぎてから顔を出す演出とは大違い!ただ、言い訳させてもらえば、稽古の多くは役者たちが自分で積み上げて行くもの、演出・座長が見守ってなくたって進めて行けて当然なんだ。これまでの菜の花座が指示待ち過ぎたってことだぜ。高校演劇部の延長ってことか?

 開始時刻になってもメンバーはそろわない。当然だ!若手は仕事あるからね、それ終えてから来ると、どうしたって8時近くになっちまう。なんとか稽古が始められるまでの時間、やるのは歌とダンスだ。オープニングのダンスを、稽古場のガラス戸に映しつつ何度でも踊る。そう、シニアにゃ速くて難しいんだ。本番で踊らないメンバーも一緒に稽古する。いつか踊る機会が回ってこないとも限らないし、ステップを踏むこと自体、身体トレーニングにゃ最適だから。老化防止にも?ば、ば、バカ言うな、シニアったて菜の花座メンバーはみんな若々しいだ!

 息上がるまで踊ったら、今度は歌の稽古。これも、出番のあるなしにかかわらず全員で歌う。これもとてもいいことだ。一つの芝居をみんなで作ってる、って一体感が生まれる。あ、もちろん、次の作品で歌い手に回る可能性だって大だから、大きな声で、音程を正確に、なおかつ感情を込めて歌うレッスンは、個々の役者にとってすごく良いトレーニングになる。これはただの直観だが、ダンスと歌と演技ってかなり緊密にリンクしてる気がするんだ。身体を柔軟に、リズムや音に鋭敏に、こういった感性を磨くこと、役者修行に欠かすことができないんだよ。4,50分も歌うと、発声練習にもなり、体もりらくっすし、心も高揚して、自然と芝居に入り込めるようになる。いいねぇ!

 この日も同様、みんなで歌っていたら、作曲者のあいこさんが覗いくれた。どうかな?作曲者として、不満はないかな?ダメ出しは?きっと、言いたいことはあるんだろう、たくさんね。でも、台本と同じ、曲だって演者に渡してしまえば、もう彼らのもの、書き手からは遠く離れた里子みたいなものだ。じっと見守るしかない、ってことだったんだう。最後に一緒に歌って盛り上がり歌レッスンを終了した。本番楽しみにしてます、って言って帰って行ったから、まぁまぁ、満足?してくれたってことじゃないかな。

 歌いやすい、親しめる曲を作ってくれたので、舞台で歌う役者たちはほぼ空で歌えるようになった。問題は、これに振りをつけて踊りながら歌わにゃいかんってことだ。来週は振り付けも上がってくることだろう。稽古のレベルが格段に上がってくるってことだな。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする