気を感じながら暮らす

からだや自然について思うことなどを気ままに

同じ「気」をみる

2023-07-07 09:45:07 | 「立つ」健康法
 「人の悪いところではなく人の良いところをみなさい」という言葉を、何度か聞いたことがあります。それも結構ですが、私なら「人の気をみませんか」と言いたい。
 「気」には物質的な面やエネルギーとしての面もありますが、万物の根源としての気、すべての人に共通するものとしての気を見るのです。人は同じ気を共有しているからこそ感応することができる。感応するということは「わかる」ということ。それは日常の感覚や知識でわかるのではなく、気のレベルで(相手のことが)わかるということです。「わかる」と言っても何から何までわかるのではなくて、原始的に「人は同じなんだ」ということがわかる。
 私たちは普段、多種多様な価値の中で生活しています。そこに感情(ココロ)が絡んで一層複雑になり、他人のことがわかりづらくなっています。そういう表層的なところから原始的な気のレベルまで降りてきて、自分や他人のことを見てみると、普段は違って見える他人の中に、「共通するもの(気でもいいし、神や自然などでもいい)」を感じることができます。そのような見方ができることが、本来の自分の在り方ではないかと思っています。
 

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