「ファーストラブ」の「登場人物」
真壁由紀(マカベ・ユキ)⇒
主人公。大学院修士課程卒の臨床心理士。クリニック勤務。
由紀が子供の頃、父が外国勤務の中で児童売春をしていて、許せない想いを持っていた。
母親も娘に過度に干渉する特徴があり、大学時代に家出して一人暮らしをしたこともあった。
カメラマンの旦那と小学4ねんのむすこ・正親(マサチカ)と一緒に暮らしている。
最近、名が売れて、児童心理などで、テレビにも出演している。
新文化社(出版社)から父親を刺殺したとされた聖山環菜の半生を書くことを依頼された。
真壁我聞(ガモン)⇒
由紀の旦那。元報道写真家。
庵野迦葉の紹介で、写真展を見に来た由紀と知り合い結婚する。
結婚後、結婚式場のカメラマンに転じて「主夫」をしている。
おおらかで優しい人柄で由紀も癒されている。
庵野迦葉(アンノ・カショウ)⇒
真壁我聞の義弟。我聞の母親の妹の子。
迦葉が幼い頃に、離婚した実の母親に捨てられて、当時8歳だった迦葉は我聞の母に我聞と一緒に育てられた。
由紀とは同じ大学の同期生で、互いに家庭環境が複雑だったこともあり、由紀が家出した時期に非常に親しくなり、1回だけ、肉体関係を持ったことがある。そのことは我聞は知らない。
30歳後半。未婚。色々な女性と付き合っては別れを繰り返している。
職業は弁護士で、聖山環菜の事件を担当することになり、彼女のルポを書こうとしている由紀に久しぶりに声をかける。
聖山環菜(ヒジリヤマ・カンナ)⇒
アナウンサー志望の女子大生だったが、テレビ局の2次面接試験直後に、実の父親を包丁で刺して死なせてしまい、殺人の疑いで拘束されている。
いま22歳。
アナウンサー志望だけあって芸能人並みの美人だが、小さく細い印象を与えている。
だが、小さな頃から情緒不安定なところがあり、自傷を繰り返している。
聖山那雄人(ナオト)⇒
環菜の父親だった画家。しかし、環菜と血は繋がっていない。
事件で死亡している。
美人の妻(環菜の母)を持っている。
聖山昭菜(アキナ)⇒
環菜の母。事件のショックで入院中。
辻憲太(ツジ・ケンタ)さん⇒
新文化社の社員。27歳。
由紀と一緒に、環菜についての本を出版すべく取材している。
北野先生(キタノ)⇒
迦葉のの相方。迦葉と修習生の同期。
臼井香子(ウスイ・キョウコ)⇒
環菜の小学校からの親友。
賀川洋一(カガワ・ヨウイチ)⇒
環菜の元彼。
南羽澄人(ナンバ・スミト)⇒
元デッサン会の生徒。富山で仲間と工房を構えている。
環菜の裁判に、デッサン会のモデルの油絵を提示する。
五十嵐(イガラシ)⇒
元デッサン会の生徒。
小泉裕二(コイズミ・ユウジ)⇒
環菜の元愛人。当時、大学生でコンビニのアルバイト店員。
「あらすじ」に続く