「新聞記事抜粋」
がんと高齢化
がんは遺伝子の異常が蓄積して、細胞が勝手に増殖する病気のため、年を取るほど発症の危険性が高まる。
治療の現状
実際の医療現場では、治療の加減は医師の経験に任され、医学的な根拠は乏しいのが現状。
治療のデータ
早期の胃がんでは、「治療なし」の割合が年齢と共に上がり、75~84歳は5.9%だったが、85歳以上は19.7%になった。
やや進行した段階では、40~64歳の6~8割が手術と抗がん剤を組み合わせる標準的な治療をしていたが、85歳以上では1割以下だった。
75歳以上は薬を投与しない割合が増えた。
「私の感想」
治療にあたっては、医者は、当然、患者の意向を聞くだろう。
86歳の私の個人的な考えでは、最善の治療をしても、治癒後に病気前のように元気な状態に戻れない、とすれば、生きていたいとは考えないだろうから、医者に死ぬまで痛みを和らげることに専念してもらいたいと願うだろうと思う。
これが医者にお願いする本音だろう。