以前から期待していたし、奥様からご案内も受けていた萩焼第十二代三輪休雪さんの個展をデパートに見に行った。開店間も無くの時間だったので、人も少なく、ゆっくりと拝見できた。
美術部の係の方から、先生の作品についての説明を受けるのだが、私には難しいことが多々あり、相槌を打ちながらも、どのように鑑賞したらよいのか判らないものがあった。
或る方が、言われていたが、目を肥やすには、本物を多く見ることだと。それにしても何を訴えようとしているのか、作品に何を感じたらよいのか、自分の感性の無さに呆れるばかりである。
俳画を十数年ほど継続して描いているが、いっこうに変わりなく、壁を破ることが出来ない。努力が足らないのだから当たり前のことだと思うが、とにかく感性がないことも事実だ。
しかし、正月早々から立派な作品を見て、このように感じさせられ、少しずつでも努力すべきだと思わせてもらったことは何よりだった。