blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

出会いあれば別れあり

2017-01-08 11:56:03 | 休日
4日から仕事が始まって、3日間は正月ボケと闘いながら何とか乗り切った。
忙しさの要因となる入荷物の対応は少なく、しかし生産や包装はいきなりスタートダッシュがかかるから、私自身もスロースタートは許されず、この季節に汗ばむ場面すらあった。

自分の担当は基本的に私と某ベテラン氏の2人でやっている。
しかし、ベテラン氏は始業のチャイムが鳴っても余計なおしゃべりばかりで仕事を始めない。
仕方がないので、こちらは年明けから6速全開、できることはどんどん前倒しして氏に仕事をさせない勢いで進めた。
こちらが氏のプライドを刺激して刺激して刺激してようやく氏が動くという状況は簡単には変わらないだろう。
ある日は職場のPCの前で動かないなと思ったら、思い切り居眠りをしていたのだから言葉もない。
有給を使いすぎて少なくなり年度末まで半ば仕方なく会社に来ているような人間と、当地でダメならもう後がないと思っている私とでは、毎日に向かう気持ちに差があって当然かもしれないのだが。

週末の金曜日には、職場の上の人の異動や退職が発表されたのを受けての会合があった。
参加に関しては自由ではあったが、それこそ事業所のトップから新入社員までというオールスター的な会には出たことがなかった。
今回の主役とは直接の接点はなかったとはいえ、そういう会は一度経験したいと思って自分の判断で行った。

何せ大所帯の会だからお酒の飲み方には気を使いつつの入りではあったが、ビールばかりではお腹がふくれるので、食べるものも落ち着いたところで自分でお酒を作りながらノンビリ飲んでいると、またぞろある一帯でイッキ飲みが始まって一瞬は巻き込まれた。
さすがにトップもいる前で醜態をさらすわけにはいかず、喧騒とは離れたテーブルにそっと逃げて何とか「1次会ダウン」は避けられた。
今回は「入ってくる人」はいない会だったので、相当にお酒が入った中でも別れの寂しさを最後の局面では感じた。
会の終わりは案の定ウダウダになっていたが、会場まで私を送ってくれた上司の車に帰りも乗せてもらって最寄りの駅の近くで下ろしてもらった。

その後は、いつもの通りと言うべきか、単独自力での延長戦に突入して余計な時間とお金を使うことになった。
私は常々職場に「友達」はいらないと書いているが、何か会があって「次」を一緒できる存在が当地にはいないという事実、当日の最後はほぼ前後不覚となってしまった後悔、加えてぜひ当地で実現したかった一つのことが限りなく難しいと悟ったことも重なって、ズシリと重いものが心に押し寄せ、昨日は久々に気分が落ちて雑然とした自室を片付ける気にもなれなかった。

体調とは別に気分は相変わらずすぐれないが、本欄を書く元気も戻り、幸いにして明日も休日である。
過ぎ去ったことは忘れ、今自分が何のために当地にいるのかもう一度考え直してまた日々前向きに進みたい。
仕事も含め、人前に出る以上は悲しい顔は見せられないのである。

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新しいアプローチで

2017-01-03 22:33:21 | 休日
新年明けましておめでとうございます。
本年も本欄をよろしくお願いいたします。

2017年が始まった。
今回の正月休みは短く、地元にいるのは12月30日〜1月2日という慌ただしいものだった。
積雪もなく空模様にも恵まれたので、まずは魚津市の海沿いに足を伸ばした。
特に何をするわけでもないが、帰省するととりあえずは海辺に行きたくなるのである。
魚津漁港近くと「海の駅蜃気楼」の入り口近くを写真に撮った。





30日こそ各方面(?)への挨拶も兼ねて忙しく動きついつい夜更かしをしてしまったが、それ以外は文字通りの骨休めとしてひたすら体と心を緩める時間にあてた。
プライベートが確保されているとはいえ、やはり当地ではひとりだから食事ひとつにしても自分が動かなければどうしようもない。
本当に何もしなくてもいい時間がある実家での時間はその意味では貴重だ。
肩の力を抜いて心底落ち着ける場所があることのありがたさを帰るたびに感じている。
当地に戻る直前のJR富山駅。



twitterやLINEでジカに投稿した内容とかぶる部分はあるが、2017年はこれまでとはまったく違った新しいものにしたい。
というのも、昨年までに「ひとりの努力」で成し遂げられることについてはあらかた達成をしたからである。
近いところでは全都道府県訪問と全競馬場踏破があったし、少しさかのぼればフォークリフトや旅行業に関する資格の取得、さらにはドラムやヴォーカルの練習にも若干時間を割いた。
身に付けたいものを身に付け、行きたいところに行くことができたのも、これまでは単独でお気楽に行動できた部分があることは否定しない。
その過去は変えられないし、積み上げてきたもののことを考えれば後悔はない。

正直に言って、全競馬場踏破を達成した8月以降、仕事以外の面では具体的な目標がなくなって、それ以後昨年いっぱいまではプライベートがかなり乱れてしまった。
人様に迷惑はかけなかったが、特にお酒の場に出る回数が増え、一回一回に注ぐ時間とお金も増えてしまった。
ひとりの気楽さも知りつつ、その寂しさもじわじわと我が身を襲う複雑な現状を、手っ取り早い方法で安易に解決しようとしてきた。
その場限りのバーチャルな経験に逃げ、胸の奥底にある本心から目をそらして、昨年中には踏ん切りをつけることができなかった事柄がある。
決してバーチャルではないところで心から大切と感じる誰かを胸に秘めているとするなら、2017年はその誰かと過ごす時間を真剣に求めるべきなのである。

ひとりでできることと違って、「相手のあること」は難しい。
それでも人として新たな階段を上るため、待っているだけでは決してダメであると、新年の誓いに見立てて本年最初のエントリーに書き留めておくことにする。

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