blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

媚びたところで・・・。

2012-10-11 20:50:10 | 日記
今朝は、二ヵ月半に一度回ってくる朝礼当番だった。
話すネタは腐るほどあるが全部はムリだ。
そこで、わが社の新しい製造工場の建設現場にからめて、「安全を見つめ直そう」的な話をした。
建設現場ともなると高所での作業もありヘタをすると大変な事態になるから、厳しい声がしょっちゅう聞こえてくる。
わが職場はそれほど危険な場所はないようには見えるが、一歩間違えば・・・という点ではまったく同じだ。
忙しさにかまけて安易な取り扱いになっていないか、自分の仕事のやり方が本当に安全なのか、違う現場を参考にもう一度考え直すことがあってもいい。
安全な仕事は、見た目の良さにもつながるだろう。

さて、前回の記事ではなかなか意欲に乏しいM氏の話を書いた。
日々新しい仕事を覚えて少しずつでもできることを増やしていくためには、良くない意味での「安全第一」ではおぼつかない。
失敗を恐れて無難でラクなほうに逃げるとでも言えばいいか。
実際見ていても、本当に「できること」しかやらない。
最近、館内専用のフォークリフトに挑戦するように指示されたのに、数日経った今になっても指一本触ろうともしない。
私だって最初からうまく乗れたわけではない。
最初は誰でも、ネコが自分のシッポを追いかけるようにクルクル回るだけで周囲からはさんざん笑われる。
笑われるけれど、みんな同じ道を通ってきているから本当にバカにして笑っているのではない。
M氏が指示を受けても頑としてやろうとしないのは、そのあたりが理解できていないか、少しでも格好の悪いところは見せられないという極度な防御的思考の持ち主かのどちらかということだ。

M氏本人も、自らを取り巻く状況が少しは理解できていると見え、ここ数日は「点数稼ぎ」に余念がない。
後片付けの時間帯では、職場のナンバーツーであるKa氏にひたすらくっついて作業をしている。
作業といっても、本来やるべきことをホッタラカシにして、Ka氏にまかせておけばいいことにくっついていくから本当にあきれる。
もちろんKa氏自身は、一緒ににこやかに作業をしながらも、M氏が周囲と同じ汗をかいていないことは冷徹に見通している。

そのKa氏だが、たまにそのM氏本人の名前がパッと出てこないことがあると聞いて笑ってしまった。
2年も在籍していて名前も覚えてもらえていないとは、存在感の薄さたるや同情したくなるほどだ。
要は、媚びを売れば売るほど、軽い存在にしか見られなくなっていくものである。
M氏の前途は、やはり今のままではかなり苦しいのは間違いない。

かくいう私も30歳あたりまではM氏と同じような生き方をしてきた。
だから、生徒・学生時代にはあまりいい思い出はないし、しまいには心身のバランスを崩すところまで行った。
そんなつらい経験を境にして、人目を気にせず「自分は自分」という感じにしていった結果、若い頃よりは何百倍何千倍も楽しい毎日を送ることができている。
50歳という年齢から、M氏がいつか私と同じような「気づき」を得ることはできるのか。
最後は本人しだいであるのは言うまでもない。

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自爆への道?

2012-10-09 22:19:06 | 日記
昨日は日中に寝すぎたせいか、今朝の目覚めがイマイチだった。
いちおう忘れ物がないか確認はしているが、会社に着いてから「水」を忘れたことに気づいた。
いつもはステンレスの水筒に某スーパーの「タダ水」(ミネラルウォーター)を入れて持っていっている。
涼しくなったとはいっても、体を動かしているとどうしてもノドはかわく。
会社の水道水をガブ飲みするのも気が引けるから、何とももどかしい日になってしまった。

さて、物騒なタイトルを付けてしまったが、私と同じ年度に入社したM氏が本当に自爆寸前である。
氏もすでに社歴としてはまる2年を経過しているが、一向に仕事が上達しない。
本人に能力がないからではない。
難しいことや新しいことにチャレンジする気持ちが欠如、つまりは意欲がないのである。
高すぎるプライドがジャマをして、できそうもないことには触ろうともしないのだから上達しないのは当然だ。
本人だけが「自分は仕事ができる」と思っているのが何とも悩ましいが、周囲の評価は全くの逆であるのは言うまでもない。

仕事の上ではいろいろやらかしてはくれるので、毎日のように多方面から実弾を食らうハメになっているが、そんな日常が続けば当然おもしろくはないだろう。
不満その他については近い存在である私あたりにぶつけておけばよいし、特に最初の頃はできるだけ聞くようにはしてきた。(最近は無視することも多いが)
それが、9月末の飲み会の後からやや変わってきて、不満をあからさまに当事者にぶつけるようになってきた。
今日は年長のT氏に何やら食ってかかっていたが、「文句言うなら普段からちゃんと仕事しろ」とアッサリ一蹴されていた。
モノを言えるほどの実力には程遠いのだから仕方がない。

氏にはそろそろ「評論家」を卒業してもらわないことには困るし、今ここを乗り切らないことには職場でのこの先がかなり危うい。
氏が今の実力のままでモノを言えば言うほど、周囲のほぼ全員から返り討ちを食らうことになるだろう。
並みの人間ならそんな状況には耐えられない。
四面楚歌、八方ふさがり、どちらでもいいが、最後には「自爆」の道を選ぶしかなくなる。

もともとわが社のエライさんのコネクションで入ってきている氏だけに、最初から勘違い気味の言動は多かった。
しかし今この段階ですでに紹介者の顔に泥を塗りまくっている現実を直視し、本人自身が変わっていくより他に本人が生き残っていくすべはないのである。

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行楽の秋ながら

2012-10-07 21:44:33 | 休日
この連休はわりあい静かに過ごしている。
金曜の夜は実家に世話になり、さすがに疲れていたか横になったらすぐに眠りに落ちる有様であった。
実家に泊まって朝はメシだけ食べて早々に自宅に帰り、土曜はそのままゴロゴロして終わった。

日曜の今日は午前中に運転免許の更新に行ってきた。
5年前の前回は一時不停止というチョロい違反がたたり、5年ながらブルー免許という苦汁をなめたが、今回はどれだけ記憶をふりしぼっても捕まった事実は見当たらず、人生初となるゴールド免許をいただくことができた。
ゴールドだから講習は30分、現在は講習の後の民族大移動もなく教室で新しい免許をもらってそのまま退散となる。
免許センターなるものはあまり頻繁に来たくない場所ではあるが、5年更新の人がほとんどの今、道交法も少しずつ変わっているし最低限の講習は必要だろう。
事故の悲惨さは言うまでもなく、あらためてドライバーとしての責任をかみしめるきっかけにもなる。

ひと昔前は富山県内の交通事故による死者数は100人前後をウロウロしていたが、今は50人あまりで推移しているそうだ。
手放しで喜んでいいかというとそうではなく、事故そのものの数は全然減っていないらしい。
死者が減っているのは違反の厳罰化の効果もあるだろうが、クルマそのものの衝突安全性能の向上によるところが大きいとのことだった。
どちらにしても、事故の当事者になってしまうことは、ヘタをすると生活を脅かすことにもなるから絶対に避けなくてはならない。

午後は自室を片付け、処分すべきものもだいぶ見えてきた。
明日は天気はいいようだが、前回にも書いた通りあまり遠出はせず、引き続き自室の整理などをしてノンビリと過ごしたい。
来週のアタマからは職場は完全に1名減の体制になり、なおかつ体の不調から一時的に離れている人もあるから、自ら体調を崩して休むわけにはいかない。
文字通り体が資本の職場だから、それを動かす気持ちともども万全にして週明けに向かいたいと思う。

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送別会こぼれ話

2012-10-04 21:45:41 | 日記
下半期のスタートであり10月のアタマでもある今週は、予想通りとはいえ大変な仕事量になっている。
出荷で手一杯→持ち越し作業発生→早出残業という流れが続くと、さすがにシンドイ。
ここ数日は夜は言うほど遅くなってはいないが、現場仕事ではたとえ1時間でも残業というのは長く感じる。
本欄もおろそかになってしまい、恥ずかしい限りである。

先週は予定よりも1回多く飲み会があり、結局「3連戦」になったことは書いた。
忙しかった今週だから、明日の勤務が終わればパーッといきたい気分ではあるが、特別と言っていいような仕事量をこなすと勤務の疲れもたまっている。
3連休の今週末ながら、自力を出して飲みに行く計画はせず、運転免許の更新(極めて短時間)以外は特別な用事は入れていない。
10月も中旬以降は興味深いイベントが多いから、今週末は主に心と体のリセットにあてたいと思う。

3連戦の中で楽しかったとなると、いつもは顔を合わせない本社の人間がいる場(わが倉庫のT氏の送別会)が一番だった。
倉庫のメンバーだけでの会では散発的にしかない「笑い」が至るところで起きていた。
飲み会で笑いが起きるどころか、いつも最後には言い争いになる環境に身を置いていると、そういう和やかな雰囲気が新鮮に感じられる。

週が明けてからの仕事では、同じセクションのK氏のテンションが妙に高い。
T氏の異動に伴ってわがセクションのリーダーに上がったことが理由ではなく、その会で本社のMさんという女性とかなり話が弾んだからのようだ。
どこの世界にもうるさいお客というのはいて、わが社の取引先でもそれこそ失敗は許されないくらいのところがある。
Mさんは事務方、K氏は出荷担当として、お互いの苦労話などその取引先の話に花が咲いたというわけだ。

K氏は、私よりも年長ながらまだ独身である。
もともと弁が立つほうではなく、女性との会話も苦手だ。
だから、Mさんと話が弾んだことがよほど嬉しかったのだと思う。
ただ、Mさんはもうかなり大きな子供さんもいる「ど主婦」であり、K氏にとっては「対象」にはならない。
よほどMさんのとなりにいた妙齢のHさんと話が弾んだほうがK氏としては良かったのではないかと余計なことを考えてしまった。

かくいう私は、これまた妙齢のKさんと話す時間が長くなった。
お酒が好きなはずの彼女が飲まないのでどうしてか聞いたら「気持ち的な不調」を突然打ち明けられた。
まだ片手で数えるほどしか会ったことのない人からそんな話が出て文字通り固まってしまったが、そういった不調を経験している私なりに話せることは話した。
普通なら話しづらいことだけに、驚きと同時に嬉しい気持ちもあったのは事実である。

どういった形であれ彼女の心のケアに役立つ一人になっていきたいと思ったが、メアドはゲットできなかったので、古典的に手紙を書いて送ってある。
まださしたる反応はないが、私としては伝えられただけで十分だ。
誰かのことを真剣に考えたこと自体が、ずいぶん久しぶりだったような気がするからである。
互いに約束している某曲のデュエットが実現する日が遠くないことを願いたい。

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