今朝は、二ヵ月半に一度回ってくる朝礼当番だった。
話すネタは腐るほどあるが全部はムリだ。
そこで、わが社の新しい製造工場の建設現場にからめて、「安全を見つめ直そう」的な話をした。
建設現場ともなると高所での作業もありヘタをすると大変な事態になるから、厳しい声がしょっちゅう聞こえてくる。
わが職場はそれほど危険な場所はないようには見えるが、一歩間違えば・・・という点ではまったく同じだ。
忙しさにかまけて安易な取り扱いになっていないか、自分の仕事のやり方が本当に安全なのか、違う現場を参考にもう一度考え直すことがあってもいい。
安全な仕事は、見た目の良さにもつながるだろう。
さて、前回の記事ではなかなか意欲に乏しいM氏の話を書いた。
日々新しい仕事を覚えて少しずつでもできることを増やしていくためには、良くない意味での「安全第一」ではおぼつかない。
失敗を恐れて無難でラクなほうに逃げるとでも言えばいいか。
実際見ていても、本当に「できること」しかやらない。
最近、館内専用のフォークリフトに挑戦するように指示されたのに、数日経った今になっても指一本触ろうともしない。
私だって最初からうまく乗れたわけではない。
最初は誰でも、ネコが自分のシッポを追いかけるようにクルクル回るだけで周囲からはさんざん笑われる。
笑われるけれど、みんな同じ道を通ってきているから本当にバカにして笑っているのではない。
M氏が指示を受けても頑としてやろうとしないのは、そのあたりが理解できていないか、少しでも格好の悪いところは見せられないという極度な防御的思考の持ち主かのどちらかということだ。
M氏本人も、自らを取り巻く状況が少しは理解できていると見え、ここ数日は「点数稼ぎ」に余念がない。
後片付けの時間帯では、職場のナンバーツーであるKa氏にひたすらくっついて作業をしている。
作業といっても、本来やるべきことをホッタラカシにして、Ka氏にまかせておけばいいことにくっついていくから本当にあきれる。
もちろんKa氏自身は、一緒ににこやかに作業をしながらも、M氏が周囲と同じ汗をかいていないことは冷徹に見通している。
そのKa氏だが、たまにそのM氏本人の名前がパッと出てこないことがあると聞いて笑ってしまった。
2年も在籍していて名前も覚えてもらえていないとは、存在感の薄さたるや同情したくなるほどだ。
要は、媚びを売れば売るほど、軽い存在にしか見られなくなっていくものである。
M氏の前途は、やはり今のままではかなり苦しいのは間違いない。
かくいう私も30歳あたりまではM氏と同じような生き方をしてきた。
だから、生徒・学生時代にはあまりいい思い出はないし、しまいには心身のバランスを崩すところまで行った。
そんなつらい経験を境にして、人目を気にせず「自分は自分」という感じにしていった結果、若い頃よりは何百倍何千倍も楽しい毎日を送ることができている。
50歳という年齢から、M氏がいつか私と同じような「気づき」を得ることはできるのか。
最後は本人しだいであるのは言うまでもない。
話すネタは腐るほどあるが全部はムリだ。
そこで、わが社の新しい製造工場の建設現場にからめて、「安全を見つめ直そう」的な話をした。
建設現場ともなると高所での作業もありヘタをすると大変な事態になるから、厳しい声がしょっちゅう聞こえてくる。
わが職場はそれほど危険な場所はないようには見えるが、一歩間違えば・・・という点ではまったく同じだ。
忙しさにかまけて安易な取り扱いになっていないか、自分の仕事のやり方が本当に安全なのか、違う現場を参考にもう一度考え直すことがあってもいい。
安全な仕事は、見た目の良さにもつながるだろう。
さて、前回の記事ではなかなか意欲に乏しいM氏の話を書いた。
日々新しい仕事を覚えて少しずつでもできることを増やしていくためには、良くない意味での「安全第一」ではおぼつかない。
失敗を恐れて無難でラクなほうに逃げるとでも言えばいいか。
実際見ていても、本当に「できること」しかやらない。
最近、館内専用のフォークリフトに挑戦するように指示されたのに、数日経った今になっても指一本触ろうともしない。
私だって最初からうまく乗れたわけではない。
最初は誰でも、ネコが自分のシッポを追いかけるようにクルクル回るだけで周囲からはさんざん笑われる。
笑われるけれど、みんな同じ道を通ってきているから本当にバカにして笑っているのではない。
M氏が指示を受けても頑としてやろうとしないのは、そのあたりが理解できていないか、少しでも格好の悪いところは見せられないという極度な防御的思考の持ち主かのどちらかということだ。
M氏本人も、自らを取り巻く状況が少しは理解できていると見え、ここ数日は「点数稼ぎ」に余念がない。
後片付けの時間帯では、職場のナンバーツーであるKa氏にひたすらくっついて作業をしている。
作業といっても、本来やるべきことをホッタラカシにして、Ka氏にまかせておけばいいことにくっついていくから本当にあきれる。
もちろんKa氏自身は、一緒ににこやかに作業をしながらも、M氏が周囲と同じ汗をかいていないことは冷徹に見通している。
そのKa氏だが、たまにそのM氏本人の名前がパッと出てこないことがあると聞いて笑ってしまった。
2年も在籍していて名前も覚えてもらえていないとは、存在感の薄さたるや同情したくなるほどだ。
要は、媚びを売れば売るほど、軽い存在にしか見られなくなっていくものである。
M氏の前途は、やはり今のままではかなり苦しいのは間違いない。
かくいう私も30歳あたりまではM氏と同じような生き方をしてきた。
だから、生徒・学生時代にはあまりいい思い出はないし、しまいには心身のバランスを崩すところまで行った。
そんなつらい経験を境にして、人目を気にせず「自分は自分」という感じにしていった結果、若い頃よりは何百倍何千倍も楽しい毎日を送ることができている。
50歳という年齢から、M氏がいつか私と同じような「気づき」を得ることはできるのか。
最後は本人しだいであるのは言うまでもない。