blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

ブルーな気持ちの正体は

2012-10-13 23:59:59 | 休日
金曜の勤務が平和に終了し、その日の夜は魚津に流れて飲むことにしていた。
目的地は魚津の旧市街にあるWというお店で、それほど広くもなく客層も年配者が多いゆる~い雰囲気だ。
気さくで飾らないママさんと、以前から付き合いのあるMちゃんと一緒にダラダラと楽しい時間を過ごした。

以前から、というのはMちゃんはかつて魚津駅近辺のCというお店のママをやっていて、当初は会社の先輩に連れられて行ったのがキッカケではあった。
昨年の今頃になるか、諸般の事情から店を閉めることになり、今は昼間の仕事に加えてW店で働いている。
先輩のほうは酒グセの悪さから閉店より前に出入り禁止にされてしまったのだが、いつも一緒に来ていた私のことは特に拒否はしてなく、旧C店つながりで集まってワイワイ飲みに行った事も何度かあるほどだからありがたいことだ。
7月には彼女の誕生祝いにサプライズで男女4人でW店を訪問するなど仲良く付き合いを続けてきたが、それ以来少し時間が空いてしまったので、こちらから連絡をして顔を出すことにしていたのである。

今回の段取りのためメールをやりとりしている過程では、最近忙しく誰にも連絡してなく少し落ち込み気味のようなことが書いてあった。
が、実際会ってみるとそれほど疲れた感じには見えなかった。
彼女から話を振ってきたから聞いてみると、もうすぐ結婚をするのだという。
落ち込みの正体は、何のことはないいわゆるマリッジブルーだった。

私よりは一回りほど年下、トシの近い彼氏がいることも知ってはいたが、私にとっては数少ない「仲の良い女性」がまたこうやって「売れて」いくことには一抹の寂しさを覚える。
結婚そのものは遅くとも11月までにということ、彼氏は自営らしいので盛大な式は今のところは予定はないらしい。
お互いの家族どうしの集まりとは別に、また旧C店つながりで集まりたく声をかけるから私にも来てほしいとのことだった。

富山市内を含め、私が街に出て会っている女性は本当に魅力的な人ばかりだ。
夜のお仕事をしているからといって特別普通の女性と変わったところはないし、だからこそ話をしていて勉強になることも多いのはMちゃんとて例外ではない。
だからといって夜の面々から「選ぼう」とは考えてはいないわけだが、それ以前に選択肢がどんどん減っているのが現状だ。

40を過ぎてしまった私も、いずれ片付きたいという気持ちはある。
トシの近い人と一緒になれば子供となると微妙になるし、かといって若い人が私を選んでくれるかといえばこれは相当に難しい。
何らかの妥協はトシによらず付き物であることは理解しつつ、何かと「分かち合う」ことができる存在の必要性をようやくにして感じるようになってきた。
ヒトリはラクだが、フタリではある程度思い通りにならないことも多いだろう。
それでも、人生の階段をもう一段上るため、そういう過程を踏む必要があると感じているところである。

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