blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

県外に出た

2013-05-04 23:18:48 | 休日
旅好きの私が、今年はこれまでなぜか富山県の外に出ていなかった。
冬が終わってもずっと寒かったからかもしれないが、特に差し迫った必要もなかったのは事実だ。
大型連休中はどこも混雑するから無理をして出る必要はないものの、6日までずっと好天に恵まれるとの予報だから1日くらいは遠出をしたいとは思っていた。

今朝目が覚めて、少し寒いがいい天気だったから思い切って出ることにした。
一昨年の同じ5月4日に行った能登半島方面でもよかったが、能登道路が無料になったこともあって大型連休中は混むかもしれないと思った。
そこで、もう一つの候補であった大糸線方面に向かうことにした。

最初はそれほど大掛かりな行程は考えてなく、白馬か青木湖あたりを見て、どこかの道の駅の温泉にでも、という感覚でいたが、結局は大町市街の手前から立山黒部アルペンルートの扇沢駅に向かう道に入った。
実はアルペンルートの内、扇沢~黒部ダムだけが未踏であったため、機会があったら行ってみようと前々から考えていたのを思い出したのである。

国道から入って15kmほど走る間は上り坂ばかりのような気がしたが、扇沢駅の標高は1,400mを超えている。
さすがに少し肌寒く、服が一枚足らなかったかという感じだった。
黒部ダムまではトロリーバスで約15分、トンネルの中で長野県から富山県に入る。

連休中でもありさすがに人は多かった。
私自身は春の早い時期に黒部ダムに来たのは初めてで、ここのところの低温もあって一部通れないところや入れないところがあった。
よりによってダムの東側にある殉職者の慰霊碑も落雪の危険のため見られなかった。
ダムができたのがちょうど50年前、厳しい自然条件の中、171名もの尊い犠牲を出しながら完成した一大プロジェクトの上に私たちの便利な生活が成り立っていることを噛み締めたかった。

クルマも冬の間はもちろん、春になってからも長い距離を「流す」ということをしてやれなかったから、今日はいい機会になった。
機械とはいえクルマも生き物、たまには高速に入れるなどしてある程度回し続けてやると街乗りでも調子がいいように感じる。
特にヨーロッパ車は、わが国のようなストップ&ゴーが多い環境にあまり強くないので、あまり街乗りばかりだと無用なトラブルを誘発するので注意がいる。

さすがに久しぶりの長距離で体は疲れたが、気分はずいぶんスッキリした。
連休中に限らず、今からのいい季節は積極的に外に出るようにしたい。
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