blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

この街をいつかは?

2018-05-20 20:50:56 | 休日


本日は、私がお世話になっている春日井市の市長と市議補欠の選挙があり、午前のうちに近くの小学校で投票を済ませた。
本欄を書き出したのはちょうど投票締め切りの時刻である午後8時だが、国政選挙のように出口調査もないから締め切りの瞬間に大勢判明ということはない。
まさにこれから開票作業が行われ、向こう4年間の31万都市の舵取りを担う人物が決まるということである。

市の庁舎を撮影したのは昨日、ちょうど正午になるかならないかの時間帯だった。
近くで食事に入っていて、すいていた店内が急に混みだしたから多分間違いはないだろう。
この角度で写真を撮るには、国道19号線沿いの歩道を少し歩く。
食事屋さんの駐車場にクルマを置きっぱなしにしていたので、ほんの数分とはいえ少しあせりながらの撮影であった。

ちなみにこの庁舎の12階には一般市民にも開放されるランチスペースがあって、市民の間では好評である。
1,000円を少し超えるような値段で、昼ごはんにはややゼイタクにも思える内容、また春日井市内をぐるりと見渡せる場所での食事は、私も一度だけ行ったが本当に素晴らしい。
役所に合わせて土日はやっていないのは仕方なく、平日にチャンスがあったら行ってみようとも思う。

いつでも行ける、いつでも見られる場所をわざわざ写真に収めたのは、選挙の横断幕がかかっているからではなかった。
前々からも書いている通り、私の当地での生活ももしかしたらそう長くないのかもしれないという思いがあるからだ。
当地の事業所に移って2年半、クセの多い人間に囲まれながらも仕事自体は楽しんでやることができて、またプライベートでもなじみと呼べるお店もできて、2年半という月日が経つのはあっという間だった。

ただ、特殊な事情はあったとはいえ、今の事業所での仕事で疲れが蓄積し今回のように長期離脱となってしまったのだから、同じ環境に復帰していくことは私でなくても不安がある。
富山で事務方をやって倒れた時には、新天地でがんばれという配慮のもと初めての土地にやってくることになったから、元の場所に足を踏み入れる機会がまったくなかったことが気分的にラクだったのは確かだ。

復帰直前には、出入りのお医者様と、さらには事業所の上司と、同席ではないにしても何らかの話を持つことになるだろう。
もちろんどんな話があるかは知らないし、今から前もって知ろうとも思わない。
ただ、四半期の区切り、7月の頭を見据えて「やはり環境は変えた方が…」という話を出すのに、皮肉にも復帰予定日が絶好のタイミングであることから、私がようやく慣れた当地を離れる運命にならないとは言い切れないのである。

Mr.Childrenのごく初期の曲に「星になれたら」という曲があり、私も何度かカラオケで歌ったことがある。
あの歌の中身は「自分で決めて違う環境に行く」直前の青年の心だが、私がずっと元気なままでいたなら当面は考えなかったことが、体を壊すという事態を受け、組織の命令という形によって、また新たな土地へという現実が案外すぐそこに来ているのではないかと考える日曜日の夜なのであった。
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